子宮筋腫と向き合う②
『子宮筋腫と向き合う』の記事のつづきです。
ますは、これまで、半年間以上に渡る治療の期間におきまして、区民の皆さまをはじめ、お支え・お見守りをいただきました皆さまに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
引き続き、治療の完了まで、お見守りいただけましたら幸いです。
今回は、手術に向けた治療について、お伝えしていきたいと思っています。
(順番にお読みいただけましたら幸いです。)
「そして、今年、2回目の手術を予定しているところです。手術に向けて治療をしています。
しばらくの間、筋腫を小さくするための女性ホルモンを止めるお薬の副作用で、体調が不安定になることがあるかと思います。
副作用の一つは、更年期障害のような症状だと、お医者さまから説明を受けました。
治療が完了するまでの間、区民の皆さまには、ご迷惑をおかけいたしますが、見守っていただけますと幸いです。」
詳しくは、以下をご覧ください♪
私の場合、女性ホルモンを止めるお薬の効果と副作用がありました。
最初に、効果ですが、一番大きな筋腫(約8ー9cm)と二番目に大きな筋腫(約5-6cm)が、それぞれ2ー3cm小さくなりました。(超音波の診断のため、多少の誤差があるという婦人科のお医者様のお話でした。)
自分のカラダの感覚としても、お薬をはじめてすぐに、お腹から触れた際に、筋腫が小さくなっていることが分かりました。
また、排泄の際の膀胱や尿道の状態が改善し、スムーズに排泄できるようになっていきました♪
同時に、ゆでガエル現象で、筋腫は年々、少しずつ大きくなっていくので、膀胱への圧迫があり、尿の排泄が妨げられていたことに薄々気づきながらも、トイレの回数を多くするなどの工夫で、何とか乗り切っているように錯覚していたと、ハッとしました。
年単位のゆるやかな環境変化には、人はどうしても、気がつきにくくなってしまいますが、
月単位の変化で、筋腫が小さくなり、尿の出がスムーズになったことで、「本来、こんなに通りが良いものだったのか!!」と感動すると共に、それまでの腹部の環境がいかに悪化していたのかと思うと・・・ゾッとしたことをよく覚えています。
私の失敗談として、子宮筋腫を患っていらっしゃる女性の方々に私からお伝えしたいことがいくつかあります。
まず一つ目は、
(1)筋腫が出来る前の本来の自分の尿の通りや勢いを定期的にチェックしておけば良かったです。。。
「尿が出にくい」「尿の勢いが弱い」「尿のためにお腹に力をいれる」などの排尿症状、
「尿が近い」「夜、排尿で起きる」などの蓄尿症状をそれぞれ、定期的に観察しておけば良かったと思っています。
例えば、半年~年1回の婦人科健診のタイミングなどの際に、どのくらい腹部の環境が悪化しているのか?の一つの指標になり得るのでは無いかな?と考えています。
(人によって、筋腫ができている場所によっても、いろいろと違うと思うので、私の場合は!という感じです。)
次に、私の場合、女性ホルモンを止めるお薬の副作用もありまして、書きたいことが山のようにあるのですが(笑)、とくに、先生から事前に説明を受けていた「更年期障害のような症状」に、とても苦戦しました。。。
お薬には、服薬と注射がありますが、私は4週間に1回、診察を受け、注射をしました。(2024年2月から7月の計6回)
以下、私の記録から抜粋します。
【1回目の注射当日】
初めての注射直後、腕が痛くなり、口の中が気持ち悪くなりました。
夜には、少しほてり、ソワソワ感、喉の乾きがありました。
深夜になると、胃が気持ち悪くなり、子宮が張って腰が痛くなりました。
【1日目】
眠気、疲労感、腰に違和感がありました。
【2日目】
疲労感、カラダが重く、ダルさがありました。
【3日目】
眠気、疲労感、腰と顔の冷え、子宮がシュクシュクした感じに張り、気持ちが悪くなり、うっすら頭痛。下痢になりました。
【4日目】
眠気、朝起きて疲労が取れない感覚があり、少し腰痛がありました。
【5日目】
記録お休み(笑)
【6日目】
覇気が無くなりました。
【7日目】
冷たい牛乳を1杯→あたたかい牛乳をコップ半分に変えると、お腹がキュルキュルし過ぎないことが分かりました。
私の場合、時期的に(2月)花粉症の影響などもあったかもしれません。
また、お薬には骨粗しょう症のリスクがあるため、カルシウムの摂取として、牛乳を試しましたが、当初、それが上手くいきませんでした。量を半分にして、あたためることで、改善しました♪
失敗談二つ目は、
(2)自分のカラダに合ったカルシウム摂取の方法を治療開始前に知っていれば良かったです。。。
私の場合は、毎日、牛乳コップ半分(温める)+ヨーグルトを食べ、
なるべく豆乳を飲んだり、おやつを小魚とカルシウムウエハースにしました♪
そして、治療をすると、月経が止まるのですが、私の場合、最初の1回目の注射の後(3月前後)に出血がありました。
生理2日目のような出血で、生理と同じような眠気、ボーっとする感じなどがありましたが、普段の生理ほどカラダがダルくなく、子宮まわりの腹部が鬱血していませんでした。
更年期障害のような症状については、正直、かなり苦しかったです。。。
思い出せる限り、体調が良かった日は、6月上旬に1日あったくらいです。。。
どれだけ辛かったか?を書き連ねるだけになってしまうので、簡潔にお伝えしますと、
・ホットフラッシュがあり、頭部がずっと暑く、顔から滝のように汗が流れ、ボーッとしていました。
・手足とお腹が冷えました。
・毎日気持ち悪くなりました。
・関節が硬くなり、筋肉がつきにくく・落ちやすくなりました。
・1ヶ月に1kgずつくらい体重が増えました。
・口の中が渇きました。
・メンタルが下がり、ネガティブ思考になりました。
・目の下がピクピクしました。
・頭痛がありました。
・疲れやすく、回復しにくくなりました。(実感としては、平均して通常の2~3倍くらい)
・肌が乾燥しやすくなりました。
・胸の張りが無くなりました。
失敗談三つ目は、
(3)更年期障害のような症状が少しでも出たら、すぐに主治医に相談すれば良かったです。。。
5月(4回目の診察)に先生に相談すると、漢方薬(当帰芍薬散)を処方してくださいました。
私の場合は、飲みはじめると、少しだけ一部の症状が改善したので、様子を見過ぎてしまったなぁ~と思っています。。。
今思うと、2回目の診察の際には不調が始まっていたので、もう少し早いタイミング(遅くとも3回目くらい)で漢方薬をいただいていれば・・・!もう少し、うまく乗り切れたのかも?しれません。
私は、3月に口唇ヘルペスができ(治療2ヶ月目)、4月に風邪を引き(3ヶ月目)、6月にコロナになりました。(5ヶ月目)
全体的に、免疫力が落ちてしまい、体調管理も難しく、自分の努力では抗えない何かを感じました。
一度、風邪などをひいてしまうと、回復にも時間がかかり、負のループに転げ落ちていくようなイメージでした。。。
なお、最後の注射が7月で、現時点では、女性ホルモンの分泌が通常の状態に戻ってきているような実感があります。
・ホットフラッシュは無くなり、少しずつ頭がクリアになっています。
・手足とお腹が冷えにくくなっています。
・気持ち悪くありません。
・関節の動きが通常に戻りつつあります。
・口の中は通常に戻りました。
・メンタルは普段通り、いつもの自分の思考に戻りました。
・目の下がピクピクしません。
・頭痛が無くなりました。
・肌に潤いが戻りつつあります。
・胸の張りが戻りつつあります。
現時点では、どう乗り切るのが良かったのか?という、自分なりの答えがまだ出せていません。。。
治療が完了しましたら、自分の経験を整理し、調査研究を続けていきたいです。
引き続き、経過を観察していきたいと思っています。