第31回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議の概要について

 


(1)現在の感染状況 ・療養状況


・ 直近1週間の 新規陽性者の発生動向は、前週比 1.1 倍と鈍化しているが、一方で、 発生規模は7日間移動平均で 366 名となっており、引き続き幅広い世代で多数の感染者が発生。


・直近1週間の人口 10 万人あたりの新規陽性者数は 29.01 人であり、全国の都道府県で最多となっている。国の分科会のステージⅣのモニタリング指標( 25 人)を 11 月 22 日以降上回っている。


・クラスター は、高齢者施設を中心に 、引き続き多く発生しており、ここ2週間で34 件発生。


・ 11 月以降、 重症患者が急増しており、重症病床使用率は、 このまま新規陽性者数が横ばいで推移した場合は 12 月8日に、1.2 倍の伸びで推移した場合は 12 月7日に、それぞれ70 %を超える見込み。


・大阪コロナ重症センターの運用は、 12 月 21 日開始を予定していたが、 12 月 15 日に前倒しすることとしており、 現在、看護師の確保に総力を挙げている。

 


(2)レッドステージ(非常事態) の対応方針に基づく要請等
 

〇レッドステージ(非常事態)の対応方針に基づく要請
・重症病床使用率が上昇傾向にあり、 さらに今後も上昇が見込まれ、 70 %に達する見込みで あるが、これ以上医療機関に負荷をかけないため、先手を取って 、レッドステージ1に移行する。


・要請期間は 12 月4日から 12 月 15 日まで。府民に対して、 現在の要請内容に加え、 新たに、「できる限り、不要不急の外出を自粛すること」を要請。
 

・大阪市北区、中央区の、酒類の提供を行う飲食店等に対する休業、営業時間短縮の要請は、 府民への呼びかけの期間に合わせ、 12 月 15 日まで延長。


〇レッドステージ移行後の教育活動等について
・これまで明らかになってきた若年層に関する知見を踏まえ、レッドステージに移行しても、分散登校・短縮授業は行わず、1教室 40 人の通常形態で教育活動を継続する。
ただし、感染症対策を改めて徹底するとともに、特定の教育活動は制限する。
 

・修学旅行、府県間の移動を伴う教育活動は、旅行先の都道府県が大阪からの受け入れを拒否している場合、中止とする。
 

・部活動は、各競技団体等のガイドライン等に基づき、一部活動内容を制限する。
 

・今後、不安により登校できない児童生徒等への対応、年末年始の教育活動等の停止、入学者選抜等における感染症対策の徹底などに留意する。
 

・市町村立学校や私立学校には、府立学校の取組みを参考送付し、設置者の判断で決定いただく。

 


(大阪府ホームページ)大阪府新型コロナウイルス対策本部
http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku_keikaku/sarscov2/31kaigi.html