第15回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議の概要について、前回同様添付資料についてjpgファイルにて転載いたします。

特に資料3-1が大阪モデルのパーツとなります。

【第15回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議】
1.日時 : 令和2年5月5日(火曜日)15時30分から
2.場所 : 大阪府庁本館5階「正庁の間」(大阪市中央区大手前2丁目)

 第15回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議資料
 http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku_keikaku/sarscov2/15kaigi.html

 

 

【議事概要】
(1)大阪の感染拡大の状況分析について

〇国のコロナウイルス対策本部クラスター対策班において、大阪府における実行再生産数を分析。その結果、4月14 日時点のものとして「0.7」と推定。
 

(2)国の方針及びそれを踏まえた府の対応について

【緊急事態措置の概要】
○5月7日から5月31 日までの間、府全域で緊急事態措置を引き続き実施(現在の実施内容を継続)。
ただし、5月15 日に、府独自の基準に基づく自粛要請・解除及び対策の基本的な考え方(大阪モデル)を踏まえ、段階的解除を判断。


【府主催イベント等】
○府主催(共催)イベントの延期・中止、府有施設等の休館についても同様に、5月31 日まで継続。
(5月15 日に、府の緊急事態措置内容を踏まえ、段階的解除を判断。)


【学校】
○府立学校については、5月11 日から5月31 日まで臨時休業とするが、臨時休業中の対応として、児童生徒等の心身の健康観察を行うとともに、生活習慣・学習状況等を把握し、再開後の教育活動を円滑に行うため、登校日を設定。
○市町村立学校についても同様の措置(臨時休業、臨時休業中の対応として登校日の設定)と、子どもの居場所確保等について要請。
○登校日における注意事項(府立学校、市町村立学校共通)として、マスクの着用・手洗いの徹底や、発症が疑われる場合の対応をあらかじめ定めておくこと、家族に濃厚接触者がいる場合の登校等について個別対応することなどについて周知。


≪府専門家会議委員の主な意見≫
・マスクの着用など、国で示された新たな生活様式を子どもたちにも実践してもらうことは大事なこと。今後、いくつかの波があると思うが、様々な事例を積み上げていきながら、コロナ時代の学校教育のあり方を確立していってほしい。
 

(3)自粛要請・解除の考え方について
○感染拡大状況を判断するため、府独自に指標を設定し、日々、モニタリング・見える化。
○各指標について、「感染爆発の兆候」と「感染の収束状況」を判断するための警戒基準を設定。
※今月中旬に国で検討される判断基準を踏まえ、最終決定。

 

≪府専門家会議委員の主な意見≫
・具体的な指標を出すことは非常に難しいこと。今回は、医療的な観点だけでなく、経済面も含め、現場目線での指標であると理解。③「確定診断検査における陽性率」は、PCR 検査を増やす目安、④「患者受入重症病床使用率」は、増床を強く働きかける目安ともなり、その意味でよく練られた指標。
・今回、指標は公開されているデータを活用したものであり、府民にもわかりやすい内容と考える。また、指標を示すことで、府民に対するアラートを出す効果もあるが、行政的には、アクション(PCR検査の拡大や保健所の支援強化等)を起こすタイミングの目安ともなるもの。
・今後、国の指標も出てくると思うが、良い指標であれば、取り入れながらやっていくことも一つ。