昨日法定協が開催されました、財政調整など個人的には一番重要な点。

素案の考え方をご認識頂いた上で概ね素案通りの方向性がとられることになります。

2時間経過するくらいから頭が真っ白。ほかのメンバーも言うてますが法定協はほんとにくたくたになります。

 

まずは昨日の論点は3つ。

(1)事務分担

(2)窓口・住民サービス維持

(3)財源配分等

 

(1)事務分担

素案通り

制度設計上、特別区の事務は、住民に最も身近な存在として、豊かな住民生活や地域の安全・安心を支える自治体として、住民生活に密着した地域のまちづくりや都市基盤整備に関する事務を担うことになっている。また特別区は中核市事務にとどまらず、都道府県事務や政令指定都市の権限に係る事務であっても、住民に身近なものは特別区が実施する設計となっており、より効率的効果的な事業遂行がなしうる自治体の事務分担ができる。

 

 

 

 

(2)窓口・住民サービス維持

公明党さんの修正提案にもとづき素案の文言修正。

 

 

大阪市が行う充実した住民サービスについて、特別区移行時は確実にそれを引き継ぎ、かつ特別区移行後は維持拡充に努めると明記。

住民のみなさまにもわかりやすい表現でご安心頂くとともに素案の大きな考え方として明記することで大阪市の住民サービスが特別区へ継承されていくことが決定。

 

(3)財源配分等

財政調整制度については、現在大阪市が担っている機能のうち広域機能を府へ、基礎自治機能を特別区が担うという事務分担の元、大阪市の税や地方交付税等の財源を特別区と府の事務分担に応じて配分する、ということが素案の考え方。

素案の考え方を方向性として決定。

ただし財源配分について、公明さんより素案を超える検討要望あり。素案の考え方を尊重し配分割合などは素案を基本としつつ、特別区移行に際し特別区側により厚みをもたせる旨、維新サイドも了。

今後財政調整を担う府知事のもと検討予定。

 

 

 

決定された方向性は以上。

以下いくつか議論された点。

 

委員間協議事項概要

 

事務分担

①消防・水道・システム・介護保険は特別区で担うべき。

効率性・公平性の観点等から大阪府、一部事務組合で担っていく。

 

住民サービス

①組織体制は確保されているか。

次回論点。

 

財源配分

①基準財政需要額から標準的な特別区の姿を設計すべき。

特別区間の相違が激しい東京と異なり標準区の導入は不要。

財シミュも成り立っており透明性の高い特別区重視の財政調整制度含め適正な設計がなされている。

 

②臨在債は府で担うべき。

元利償還金含め国から措置される。制度そのものの改正を提案すべき。

 

概要です。すいません。

書き出したらきりがねえ。もうそろそろ一冊本でも書ける。

 

以上なんですが、結構がっつり議論してますので、もしお時間あればぜひ協議会動画も御覧くださいませ。

あ、まだアップされてない・・・近日公開。のはず。

http://www.pref.osaka.lg.jp/fukushutosuishin/daitosiseidokyogikai/