前回記事のおとんとおかんの買い物の例の続きが書けてないまま取り急ぎ本日の法定協議会のご報告を。
協議会の議事は完全に停滞し、今後のスケジュールについて採決がなされたものの否決となりました。
これをもって知事市長は任期中における公約の達成が不可能となったため出直しクロス選挙に臨みます。
丁寧で慎重な議論だったのか
個人的に論点はここにあると思います。
協議会における制度に関する議論は山ほどあるため一回の記事では到底記載できませんが、そもそも協議会の議論は丁寧で慎重なものだったのか。
公明さんの求める前提はここにありました。
私の結論は、丁寧で慎重な議論ではなく、ちゃぶ台返しを繰り返す単なる「引き伸ばし作戦」に過ぎないものだった、です。
法定協議会はこれまで1年8ヶ月、23回に亘り開催されました。
(かれら曰く協定書素案は本質的に前回と変化がない、とのことなので本質的な議論という点ではこれで8年近く議論がなされていることになります。)
一昨年5月の時点で既に新たな素案があったにもかかわらず、前回2月末の協議会において委員間協議に入った際は「区割りはこれでいいのか」「適正な自治体規模はどう考える」など、およそ1年8ヶ月かけた議論とは思えない質疑が連発しました。
本日の委員間協議においても「一部事務組合は特別区設置後に協議せよ」というこちら1年8ヶ月かけた協議は何だったのか、疑問になる内容が並びました。
私は再三再四に渡って「委員間協議で議論せよ」と言い続けてきました。
その声を無視して、いわばこうなることを分かっていた上で委員間協議には及ばず、この期になって「丁寧で慎重な議論がなされていない」というのはあまりに不適切です。ちゃぶ台返し協議会です。
最初から「引き伸ばします」と言って頂いていたならもっと早くに対応もできたものの、なまじ「任期中に住民投票を実施する」という合意書まで結んでいられては信用していいものなのかどうなのか、ふわんふわんのままここに及んでしまいました。
終了後の知事の第一声が「騙された」だったように、維新も正直に信じてしまったが故にこうなってしまったことを反省します。
大阪自民と共産さんはそもそも民主主義としてお話しにならないのでほっておくとして。
府議会、市会、それぞれの役所。
やはりこれだけ跨ると議論は進みません。政治家にとって不都合なものは「議論不足」の大義のもと先送りにされてしまいます。
知事、市長、府議会、市会。
意思決定一元化は話し合いでは限界です。
カタチになりつつある大阪の成長を未来に確定させるためにも、大阪維新の会は知事、市長のクロス選挙に臨みます。