【政治を志す原点。三豊市へ地域内分権視察】
先日はご縁あって、故郷三豊市における地域内分権、地域商社事業の視察に伺いました。
山下市長からは人口減少が進む中、市民と一丸となり自主自立の理念のもと、攻めのまちづくりを実行していかなければならない、という強い覚悟を伺いました。
まず地域内分権として「まちづくり推進隊」
増大する行政ニーズとコストを補完するため自主自立の理念のもと、住民が積極的にまちづくりに参画し、当該事業への交付金を交付する。
結果的に役所が直接行うより行政コストは大きく低減する。
地域商社については「瀬戸内うどんカンパニー」
客観的な課題認識のもと、運営者の公募やクラウドファンディングなど先進的な手法で税に頼らず事業運営を実施。
現地も拝見しましたが、情熱をもった優秀な人たちが多く関わっておられます。
住民の皆様から主体的にまちづくりが興っていく事業展開を目指されていました。
父が他界してから、いやその前から、なんだか最も身近で、それが故、目をそらし続けた三豊市のまちづくり事業。
改めて客観的に説明を受けていく中で、三豊市を誇りに思うと同時に父に深く感謝しました。
故大平総理に仕え、赤字国債発行の苦悩を目の当たりにした父は、いまの国家財政、地方財政運営に強い危機感を感じていました。
わたしも行政事務に携わる中で、肥大化する行政ニーズとコストに強い危機感を感じた次第です。
生前、父とよくその話しをする中で、やはり次代に求められるは「住民の自主自立である」という結論に達しました。
ただしこれを政治行政が求めるのは、まずはその政治と行政が次代に責任を感じ切り開く覚悟を持つことが何より必要です。
この点は、以後わたしが維新の会に強く共鳴するきっかけとなりました。
今回、まちづくり推進隊や地域商社など、父の息吹を感じ懐かしくも政治の原点に立ち戻った気持ちになりました。
地方はいつも置いてけぼりと感じます。
今回の豪雨災害でも然り。報道機関含めて全体像の把握が遅れているのも、どうしても地方軽視を疑念してしまいます。
国家のGDPの7割は地方で生まれていると言われます。この国の主役は全国の1700地方都市です。
集権国家から分権国家。
さらに地域内分権。自主自立のまちづくり。
語るに易いですが実行するには極めて覚悟がいるこの取り組みに、大阪から狼煙を上げ全国に拡めていく。改めて初心に帰った次第です。
最後にご多忙の中、ご対応頂いた関係各位に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。