スタッフにお願いし、中央図書館にて東京都都制施行時の新聞報道をピックアップしてもらいました。

 

東京都はいまから74年前、昭和18年当時まで東京府と東京市が存在していました。

 

都制施行は昭和18年7月1日

 

昭和18年6月30日の朝日新聞夕刊の紙面では、東京都政施行にあたり「府市二重行政の弊を排し」との記載があります。

 

狭隘な土地に首都機能を要した大都市自治体が存する問題点について74年前にはとっくに議論がなされていました。

 

東京は決断し、大阪は決断できなかった。

 

 

 

 

大阪でも議論された経過はあります。

 

東京が都制に移行した10年後。

 

昭和28年の府議会本会議では「大阪産業都建設に関する決議文」が全会派一致で賛成され採択されています。

 

 

 

 

議事録にある決議文の提案主旨においては大都市問題について解消する必要性がある旨議論されており、現在の議論とその趣旨において大きな差はないようにさえ感じます。

 

「二重行政解消」のそもそも論はすでに何十年も議論されています。

 

一刻も早く新たな特別区の姿の案を提示していく必要を感じます。

 

5月議会は法定協議会設置が議論される予定です。

 

前に進むよう議論を尽くしていきます。