さて、あと2点。反対派の主張をご紹介。
3、一度特別区になれば二度と戻れない
4、住民投票で賛成になっても大阪都にならない
3、一度特別区になれば二度と戻れない
これも虚偽です。
まずこの民主主義国家では過半数により物事が進みます。
過半数の議決で法案も条例も可決します。
すなわち、憲法改正や不信任決議など、重要な案件を除いて過半数の民意を得れば基本的に出来ないことはありません。
(ちなみに今回の都構想も、全くゼロから全て作りました。法案も条例も法廷協議会も、そして住民投票も。全くゼロから四年で進めました。)
すなわち住民投票で都区制度に移行しても、万が一、いやないにしろ億が一不都合があったとして、その民意が過半数を越えれば政令市に戻せます。
よって二度と戻せない、という主張は虚偽です。
これを。
これを住民の方がおっしゃられるならまだしも、大阪の市会議員が主張することについて、憤りを禁じ得ない。
過半数を取りにいくつもりもない、議席確保のために選挙をやり過ごしている方々に、上記の主張をされることにつき腹が立ちます。
淀川区は市会議員5人区です。
ここに
自民党1人
公明党1人
共産党1人
民主党1人
が立候補します。
みんなお手て繋いで、めでたく当選です。
最初から過半数なんて取りに行くつもりもないんです。(ちなみに維新は5人区で3人候補を立てました。)
その上で、一度決めれば二度と戻れない、だの大阪が無茶苦茶になるだの宣っておられる。
多数決の陰に隠れ、はなから民意を得るつもりもない方々には絶対に言って欲しくない主張です。
4、住民投票で賛成になっても大阪都にならない
制度上、都となります。
大都市地域における特別区の設置に関する法律
(特別区を包括する道府県に対する法令の適用)
第十条 特別区を包括する道府県は、地方自治法その他の法令の規定の適用については、法律又はこれに基づく政令に特別の定めがあるものを除くほか、都とみなす。
あとは名称。
追って改正手続きに移行します。
先に申し上げたように、そもそもゼロからこの法案を国会で作りました。
賛成多数で可決になった場合、名称変更についても進めていきます。