12月18日は大阪府議会にて一般質問を行い、



1、市町村の子育て支援に対する府の支援の充実


2、大阪府土砂の埋め立て等の規制に関する条例案について


3、港湾行政について



の3点から府政について質問しました。



衆議院選挙の選挙期間終了度、ただちに一般質問とあって、質問内容の精査に非常にてこずりました。


理事者各位からも誠意あるご答弁を頂き、実りある質疑応答ができたと思います。



1、市町村の子育て支援に対する府の支援の充実



大阪府では地域福祉・子育て支援交付金「子育て支援分野特別枠」として、市の事業をサポートしてきましたが、その事業年度が今年度をもって終了となります。


この事業は子育て支援、発達障害児対策や児童虐待対応サポート事業など、市町村が実施する自治体独自の施策に対して府が補助を行うものです。


来年度からは新制度のスタートにもなりますが、当事業は市町村からの継続の要望も強く、これからの時代を考えてもぜひとも拡充して頂きたい分野です。


事業継続を検討してもらうよう知事に質問し、前向きな答弁をいただきました。


基礎自治体が子育て世代への施策展開がしっかりできるよう府のサポート拡充を訴えていきます。




2、大阪府土砂埋め立て等の規制に関する条例案



この定例会に上程されている条例案で、会派としても重点課題として議論を続けてきました。


豊能町での土砂崩落を受けて府として土砂の埋め立てへの監視を強めていく内容になっています。


8年前、土木事務所で砂防法や急傾斜、土砂災害地域対策などの許認可担当として現場も回った経験から、この条例には思いも強いです。


今回の条例は3000㎡を超える敷地に盛り土を行う場合許認可の対象となるもので、環境農林水産部の所管とります。


ほとんどの事業者はただしく事業を行ってくれるのですが、極一部、悪質な業者がいます。


高く売れる土「真砂土」などを切り出し、そこに建設残土などに質の悪い土を入れていきます。


良質の土は高く販売できるうえ、建設残土の受け入れで料金をとるという手法で利益を上げていきます。


悪質な建設残土から流出する水が近隣の田畑に流入し地域からも被害がでるという事例につながっていくものです。


地域に縁もない事業者が地域のことも考えず、こういった行為を行い、許可内容を逸脱した切り盛りを続けていくと、その土地はり返しのつかない形状になり、果ては崩落してしまう、という最悪のケースに繋がっていきます。


現場の許認可担当は、片道1時間近くかけて現場にいき()現場によってはもっと遠いですが)、指示に従わない悪質な事業者と折衝を続けます。


条例案も当然ながら、現場の職員が許認可の際に強く指導できる指導要綱と、早期対応、指示命令の具体化、そして氏名の公表を含めた罰則の強化を徹底してもうらよう環境農林水産部長へ要望しました。


また、環農部だけでなく、都市整備部、府警本部や契約局との連携も要望した次第です。


早期に指導指針が提示され、現場の担当者が一手を早期に打てることでこういった事案は解決につながっていくと考えています。


引き続き議論を続け早期の指導指針作成を訴えていきます。