IRに関する勉強会に参加しました。
シティプラザ大阪で開催されたもので、森府議・青野府議・池下府議のIR推進中心メンバーで開催に向けご尽力いただきました。
大阪府市特別顧問の橋爪伸也教授
株式会社グローバルミックス代表取締役
IR推進協議会事務局の勝見博光さん
ツリーアイランズシンガポール社長の木島洋嗣さん
をお招きし、いま国会を含めて議論されているカジノを含むIRについてご講義いただきました。
カジノ、というと賭博議論ばかりになりますが、IRの中になる一要素でしかありません。
IRとはintegrated resort 統合型リゾートという意味ですが、ここには様々な機能が集約されます。
国際会議施設やホテルなどのリゾート、国際展示場などです。
IRのイメージについてコチラ
カジノの議論は昔からされてきましたが、ここにきてようやく本当に実現が可能な段取りまで進んでくることができました。
まずは大阪におけるカジノを含むIRの必要性です。
IRは世界をターゲットに人・モノ・お金の流れを作り出す一つの集積地となります。
その作り出すマネーフローは大変大きく、経済効果がはかりしれません。
加えて納付金や社会貢献を担ってもらうことで地元自治体を含む地域社会に大きく貢献してくれます。
沈み込んだ大阪経済社会を飛躍的に向上させる起爆剤となりうるのです。
加えて神戸や京都・奈良と近く、IRで呼び込んだ世界のインバウンドを観光にスムーズに流していける土壌が十分に整っています。
国で法制化への準備が整う中、自治体としていかに打ち出していくのかについて、冒頭の先生方にご講義いただきました。
シンガポールのケースについてはポイントは
RFC(Requwst for concept事業コンセプト公募)を法制化と並行して進めた
という点にあるようです。
要はコンセプト・運営企画・規制などについてアイデアを広く民間から集め、その過程で法制度を作っていく。
日本ではおそらくとれない手法です。
政策立案過程から真剣な行政と真剣な民間企業とのコラボレーションにより、現実的で効率的なIRが完成した、それがシンガポールのマリーナベイだということです。
行政機関の行動力・議会の理解力・民間の知恵が高く相互作用し、構想発表から短期間で完成にいたりました。
いまではシンガポールは多くの観光客や世界的な会議が開催され、港湾の経過物流量では世界一位の都市になりました。
大阪もまた、IRで先行して協議が進む自治体の一つです。
大阪のベイエリアにカジノを含む統合型リゾートを誘致し世界からマネーフローを呼び込み大阪・関西経済の起爆剤とする。
自治体を財政的に潤し、社会保障など致命的なダメージを受けつつある自治体行政へしっかり回していく。
大阪再生の起爆剤としてIRの実現に向けてがんばります。