大阪都構想の議論自体は新しい発想ではありません。


府と市の再編に関する提言については、何十年も議論がなされてきました。


いまになってこの大阪における大都市制度に関する再編問題が熱く議論されだしたのは、府知事と市長に同一且つ「単独」会派の人間が選出されたからです。



ようは、大阪府と大阪市のおおきさが同じくらいなので、それなら一緒になってやればいいという議論です。


ただこの議論が進まなかったのは、大阪府知事と大阪市長がけんかして議論がすすまなかったからです。(極端な言い方ですが)



これまでの市長や知事は単独会派による公認や推薦ではなく、自民・民主・公明・共産による推薦、といった具合に既存政党全部から担がれて選ばれてきました。




ところが、ここにきて松井知事と橋下市長という、大阪維新の会の二人が仲良く知事市長になった。


これが本当におおきな意味をもち、かつ奇跡というような状況なんです。


さらにその会派は両議会において第一党の議席を保有しています。



おそらく単独会派による両トップの行政執行、同会派による第一党という状況は今後あり得ません。


だからこそ、いま、いま絶対にこの議論を進めなければならないのです。


これが大阪都構想をいま力強くすすめなければならない大前提です。