大阪で客引き行為が悪質化していることを受け、地元商店街の会長さんらと意見交換会を行いました。


淀川区では西中島地域の一部において客引き行為が悪質化しています。



この問題、私は当初、あまり問題意識をもっていませんでした。


それも大阪の賑わい、程度の意識しかなかったのが本音です。



ここ一年、西中島地域を視察し、そしてミナミやキタの現状を聞くと、これは早急に取り組まなければならない問題であることを認識した次第です。



昨日のミナミやキタの会長さんたちの話は、私が聞いているよりさらに深刻な現状でした。


ミナミでは戎橋周辺や飲み屋街沿いに、キタでも東通商店街や堂山の商店街付近です。



悪質な客引き行為に関しては、大阪府迷惑防止条例で規制されていますし、悪質と判断されれば警察が取り押さえます。


ところが、この「悪質か否か」の判断が非常に難しい。



服をひっぱったり、ずーっとついて回ることは当然悪質と判断されますが、なにせ現行犯でなければそれもなかなか取り締まれません。


そもそも悪質の基準があいまいなことで、取り締まる側も判断しがたいケースが増えています。



一生懸命やっている店舗は本当に一生懸命営業されておられます。


お店の前で、店の子が声を上げながらお客さんを呼び込む、いわゆる誘因行為程度ならこの問題もここまで大きくなりませんでした。



店から遠く離れた人通りの多い場所で、その店の従業員ではない人が、他店のお客さんを横取りするように声掛けをしたり、執拗に行く手を阻んだり。



大阪で住んでいると「賑やかさも必要やろ」と思ってしまいますが、これが観光客の視点なら「怖い大阪」で終わってしまいます。



観光のインバウンド獲得を目指している大阪府だからこそ、いまこのタイミングでしっかりした対策を施していかなければ、長い目で見ると結局大阪に人が寄り付かなくなってしまいます。



安心して楽しめる明るい大阪を目指して、大阪維新の会として政策提言をしてまいります。