先日来、橋下代表が発言された慰安婦に係る発言について、
橋下代表は一貫して「慰安婦制度はあってはならない」との姿勢を変えていません。
「異常な事態である戦争という状況下で、本来在ってはならない慰安婦という制度が存在していた」こと、それについて各国の状況と我が国の状況を勘案した時に、なぜ我が国だけが不当に追及されなければならないのか。
何度も言いますが、慰安婦制度それ自体を正当化した発言など一切ありません。
河野談話や近年の閣議決定など、政府の見解についても一貫しておらず、今後の国際情勢を鑑みた場合に、我が国がそこから議論を避けるようではいけない、との見解です。
そういった制度が「戦時という異常な状況下」で必要とされ存在したという点について目をそらさず議論すべし、これに対し訴追される点がどこにあるのでしょうか。
報道は今日までに
「橋下代表 慰安婦の必要性認める」
「橋下代表 慰安婦問題で釈明」
などとあたかも代表が女性の人権を蹂躙し、またその発言の趣旨を変えているなどといったように見出しをだしました。
これに流され発言の全文を見ることもなく趣旨を取り違え一方的な捉え方をした報道機関や政治家にはほとほとあきれ返るとともに、こういった姿勢では、我が国の歴史認識について国民の皆さんとともに本気で議論されることは今後まずあり得ないと思われます。
党本部には無数のFAXが送付されています。脅迫めいたものもあります。
しかし同時にメールや電話などで励ましのお言葉も多く頂戴しました。
応援の割合も同数程度(もしくはそれ以上に)いただいております。
ところがこの点も報道では「批判の嵐」になります。
国民の声がどのようになっているのか耳を傾けることもなく一方的に「批判の嵐」と報道されることも誠に遺憾です。
今後の我が国の政治を考えるに議論から逃避することは政治家としてあってはならないと考えます。
そしてあるべき議論を冷静に行えること、正しい報道がなされることを心から願います。