釜山港視察
BPA(BUSAN PORT AUTHORITHY)のマーケティングマネージャー陳さんにお話を伺ってきました。
陳さん、日本語を流暢に話されるので通訳もいらず大変わかりやすかったです。
釜山港の特徴
・大阪港は釜山港との取引量が多く、交流が深い。24時間365日業務をしている。
・日本よりは港湾コストが安価。
・天候の変動が少なく、地震や津波もない、自然災害に影響を受けにくい。
・韓国の港湾管理者は国(日本は地方自治体)であり、国内でも選択と集中がはっきり行われている。
(韓国内の75%積荷が釜山で取引されているとのこと)
港湾経営のみならず、もっとも刺激を受けたのが、
釜山から3時間の航空圏内で全世界の20パーセントのGDPを生み出しているという事実を基本に戦略を立てている
というところでした。
日本や中国をビジネスパートナーとして明確に意識しています。
立地や気候の関係からアジアの中で釜山に積荷が集まってくることについても納得しました。
結局ユーザーが使いやすくリスクの少ない場所を選定します。
ただし、積荷のあるところに船は来ます。
大阪も、バックグラウンドの経済を底上げしつつ港湾施設整備と港湾行政の湾内一元化をはかりつつ、阪神港として再度アジアの中でナンバーワン港を目指すべきだと強く感じました。
