先週はこども未来PTで浜松に視察に行ってまいりました。
発達障害への対応をセンターピンとして、児童一人ひとりへの細やかな対応、切れ目ない支援を目的として活動しているPTです。
こどもの発達科学研究所で和久田博士と土屋准教授、松崎博士からそれぞれご講義を受け、施設見学、そこから浜松市立泉小学校で実際の授業を拝見しました。
特別支援教育が近年スタートしましたが、現場として抱える制度の欠陥など、大変んわかりやすく教えていただきました。
浜松では児童の家庭状況も含めたデータをご家庭のご理解のもと教育委員会、学校現場、家庭、教育機関の中で共有し、個別のケースへの専門的な対応について研究されています。
山ほど書きたいことはありますが、教育も医療と同様、大変進歩しているという感想です。
時代が進むにつれて社会状況の影響もあり学校現場にこれまでになかった変化がもたらされている。
それについて教育は不変、と言い捨てるのではなく、ケースによって対処例を研究し連携し生かしている現場の姿はまことに感動いたしました。
多々ある中で最も感動したのはやはり「情報」
問題があり、その根源があり、それを根絶するために政策をうつわけですが、この問題の所存について把握することが行政は難しい。多々ある省庁部局の中で情報が的確に共有されていないため、専門的に客観的に「問題の所在」を把握できていないことが原因の一つでなないかと考えます。
その点浜松では、ご家庭含めた子供の情報を的確に把握し、冷静にケースごとにご対応されています。
浜松では情報をつかむ方が説明責任を果たし、情報を渡すほうも信頼をしているから成り立つ関係でした、その点関係者の方の熱意と誠意に感服。
行政のつかむ「情報」というのは殊に嫌われてしまう、いわゆる「個人情報」という伝家の宝刀でたたっ切られて議論にならない。
つぎの時代の行政は、きっとここに一つの主眼を置くべきと考えます。
情報を総合的に把握し的確に政策を打つ。もちろん当事者の理解を得ながら情報を頂戴する。
ADHD、LD,高機能自閉症、多々ある児童の特性についてひとつひとつの子供たちにあった教育を現場のかたがスムーズに行えるような教育現場の体制を作れるように、後押しできるようにまだまだ勉強に励みます。