教育についても同様です。

職員、教育にとどまらず、都構想についてもそうですが、私は「競争とセーフティネット」の概念が一番大事だと思っています。

参加者が「競争」をすることで互いに研鑽し、もって全体のレベルの向上をはかる。

残念ながら「競争」についていけなかった場合でも次なる一手となるセーフティネットを張る。

教育においても行政においても経済においても

大阪市内の各区に自治を渡すことにおいても

普遍的に必要なものがこの「競争とセーフティネット」だと考えています。


日本は・・・ちょっと教育から離れますね、あしからず。

日本はこの「競争」の概念が少なすぎると考えています。

「富」はこっちから取りに行かねば、勝手に来るものではありません。

手をこまねいて豊になれるなら世界中みんな幸せですね。


極端に言えば、「お金=富」は世界で一定ですよね。さらに連動している。だから各国のマネーサプライに神経質になるし、他国の経済危機が大きく波及してくる。

だとすればこの国が豊かになるためには、他国から富を獲得しなければならない。

もしくは日本に眠っている「貯金」をフローに変えなければばらない。


他国から富を獲得するためには市場原理・競争原理にのっとり規制撤廃=TPPの土俵には上らなけれ
ばならない。のぼって思いっきり戦ったらいい。国際社会におけるプレゼンスを向上させるためには攻めて攻めて攻めなければならない。

日本に眠る膨大な貯金についてもそうです。

この国の社会保障制度がいつまでたっても不安定かつ将来性がないため、国民がお金を使うよりは貯蓄に走る。

いま急なボーナスが入ったら皆さんどうします?

私は貯金します。

将来が不安だからです。このままでは年金なんてないものだととっくの昔から思っています。

こんな状態で「軽いインフレを起こして金量を上げれば景気も上向く」はずがありません。

みんな貯金します。


社会保障というセーフティネットをしっかり見つめなおす。

負担の割合を今一度考えなおさなければなりません。



話がとびとびになりますが、ようはこの「競争とセーフティネット」の概念を避け、横一列でみんな幸せ社会を目指した結果、みんな不幸せになりかけている。と考えてます。


国際社会というリングの上では興奮したボクサーたちが手をこまねいています。

戦う気持ちがないならさっさとリングを下りて、競争を放棄すればいい。

そのかわり国民の富のレベルを下げなければなりません。

電気は昼間数時間、夜間は停電。余分な公共サービスは一切停止し、車、電車を下り徒歩の生活をする。食事は自給自足でおこなう。トイレはよき堆肥になります。

それもできず、戦うこともできないなら国が滅びるだけです。


戦って富を勝ち取らなければこの国に未来がない、という意識です。


都構想、教育基本条例、職員基本条例の原点はここにあると私は思っています。



教育もしかり。

「子どもたちには多様な教育を行いすくすくと育ってもらう。」

そんなことはあたりまえです。

「子どもたち自身が自ら他者と比較し競争意識をもち互いの向上をはかる」

国際社会を意識し、戦う人材の育成が大事だと考えています。

またどうしてもついていけない子どもたちにはフォロー体制を入れる。


競争とセーフティネットで柔軟に対応していくべきです、時代に合わせて。

「教育は普遍的。時代が変わってもしっかり守って育てる」という想いが偏執し現在の閉じこもった教育体制になっていると思っています。

教育現場を、こどもたちの学力を、学校ごとの特色をオープンにし、問題点を地域が把握し、町全体で、府民全体で教育と向かい合っていく。


教育の原点を日本中で見直す時だと思います。



散文で申し訳ございません。

本年も何とぞよろしくお願いいたします。