常任委員会が都市住宅常任委員会に決定しました。


議案も提出され、以後代表質問等審議に入っていきます。


大阪府議会5月定例会提出議案についてはコチラです。


大阪府議会5月定例会提出議案


本会議終了後、政調会と議会改革プロジェクトチームの勉強会でした。



■中学校給食導入促進事業


政調会では中学校給食導入促進事業について教育委員会から素案を聞きました。


政令市以外の市町村を対象に、中学校における給食の実施を目指します。


給食実施を通して学力・体力の根幹となる「食」を充実させてしっかりとした食育を行っていく。


実施に伴うイニシャルコスト(施設整備費等)を府と市町村が負担し、以後ランニングコストは市町村が負担し実施していく。


すでに全校実施済みの市町村については施設改修計画等の補助を行っていく。


大きな方向性としてとても賛同できる事業です。


さらにいうと給食と弁当の選択制ではなく、全員喫食で行っていただきたい。


現場のお声は多種多様かと思われますが、大阪府としての方向性、学校における「食育」に対する考え方についても大阪府として言及する覚悟も必要かと考えます。



■地方議会と予算編成の関係


議会改革プロジェクトチームでは地方議会改革について、大都市制度室から説明を受けました。


特にイギリスとアメリカに絞って説明を受けました。公選区長と内閣制度、二元代表制など概要はつかんでいたつもりでしたが、ここまで多様な体制が一つの国の中で自治体によって運営されていることに驚きました。


我が国の地方自治体の議会運営形態は二元代表制の一つです。


選挙で首長と議会が選出され、首長行政サイドから議案や予算が編成され提出されます。


これがイギリスやアメリカでは多種多様です。リーダーと内閣制度をとるところもあれば、公選区長と内閣制度をとるところもあります。アメリカは市長議会型(これが日本の自治体に近いですね)や議会支配人型があります。自治体によって議会運営の形態が違うんですね。


アメリカの連邦政府の議会運営は非常に参考になります。


直接選挙で選ばれた連邦府の長、大統領が行政を執行し、立法については各議員が行います。


日本ではこの「議案策定」を行政が行います。言い出せば違うところばかりでしょうが、大きな違いは立法府、つまり議会が法律策定・予算編成を行うところでしょう。


これを導入すれば、当然「議員」の意識はめちゃくちゃ変わります。自分で予算案や条例案を書かないといけないわけですから。


「あれやれ、これやれ」と財源を無視した選挙区重視の政治では、これからさき地方や、そもそも国家が持ちません。


議会が中心となり政治主導、すなわち住民主導で行政を行っていく。そうなっていくためにも議院内閣制の導入について大阪府が積極的に引っ張っていくべきです。



今日はこれより新公会計基準の勉強をして終了です。