中国で梅毒感染児が毎時間に1人誕生、特に上海は要注意 | 横山歯科医院

横山歯科医院

http://yokoyama-dental.info/

[中国で梅毒感染児が毎時間に1人誕生、米2008年報告]

(AFPBB News 2010年5月7日)

発信地:香港

【5月7日 AFP】

中国で2008年、親から梅毒を受け継いだ先天性梅毒の子どもが毎時間に
1人の割合で生まれていたことが、6日の米医学誌「ニューイングランド医学
ジャーナル」に掲載された報告で明らかになった。

研究者らは、経済成長によって中国にもたらされた富が世界で最も急速な
梅毒の感染拡大を招いていると警告している。


梅毒は中国では50年ほど前にほぼ根絶されていたが、同報告によると現在、
上海では性感染症の中で最も報告例が多い。
 

感染率を押し上げている2つのグループが、性産業に従事する女性と
同性愛者の男性で、社会的プレッシャーや不名誉が足かせとなって公的な医療
機関で治療を受けたがらない様子がうかがえるという。

また、女性の感染急増については、「1980年代に中国経済が市場主義へと
転換し始めて以降、財産を築いた中国人ビジネスマンが増えた一方で、貧しい
若い女性も増え、性産業周辺の需要と供給が拡大していった」と分析して
いる。


梅毒は細菌が起こす性感染症で、早期に発見されれば抗生物質で効果的に治療
できるが、治療せずに放置するとまひや失明などを引き起こし、死に至る
場合もある。


http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2723830/5724684