[加工鍋でコレステロール増?]
(Medieigo 2010年9月6日)
調理器具の焦げ付き防止加工や洋服の防水加工に使われる物質への曝露と
コレステロール値が関連することを示す調査結果が発表された。
人々は日常的に、特殊な加工を施した調理器具や布の他、食品の包装や飲料水
などを通じてパーフルオロオクタン酸やパーフルオロオクタンスルホン酸と
いった化学物質に晒されている。
1,200名以上の子供と青年を対象とした米国の調査で、これらの血中濃度が
高いほど血中の総コレステロールとLDLコレステロール(俗に悪玉コレステ
ロールと呼ばれる)が高かった。
生活習慣だけでなく生活環境もコレステロールと関連するようだ。
(吉田素子)
http://medieigo.com/weeklytopic.php?id=218
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[ペルフルオロオクタン酸]
(Wikipedia)
ペルフルオロオクタン酸は、完全フッ素化された直鎖アルキル基を有する
カルボン酸である。
2006年1月25日アメリカ合衆国環境保護庁はフッ素樹脂製造メーカーに
対して、ペルフルオロオクタン酸の排出の削減を求め、2015年までの排出の
廃絶を目指している。
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[ペルフルオロオクタンスルホン酸]
(Wikipedia)
ペルフルオロオクタンスルホン酸は、完全フッ素化された直鎖アルキル基を
有するスルホン酸。
<用途>
ペルフルオロオクタンスルホン酸は、低分子量化合物であり、界面活性剤と
して表面張力の低下の目的で、めっき浴のミスト防止剤、塗料のレベリング
剤、水性膜形成泡消火剤や中性強化液消火液、殺虫剤、半導体リソグラフィの
反射防止剤、合成原料に用いられる。
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