【沖縄2011】名護市庁舎 その1 | 横山武志建築設計事務所blog

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若手建築家のアイデアの素

名護市庁舎

沖縄を南北に貫通する58号線に面して建つ、名護市庁舎

今回の沖縄建築巡りの一番の目的地でもある

設計は、前回の「今帰仁中央公民館」と同じく象設計集団による

設計:象設計集団+アトリエモビル
竣工:1981年(昭和56年)

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△58号線側 幹線道路側は、背の高いボリュームとなる

1979年に「名護市庁舎」コンペが行われ、応募300数の中から、象設計集団+アトリエモビルが選ばれている。

→名護市役所 市庁舎概要


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昭和45年に周辺市町村と合併し、業務量の増大から市庁舎建設の経緯に至っている
その際、公開コンペを実施し、「市民の市庁舎」として、「沖縄の建築とは何か?」「その姿はどうあるべきか?」を設計競技の趣旨で問題提起がされています。

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△国道側ファサードに鎮座する様々なシーサー

前述のように、象設計集団+アトリエモビルが勝ち取り、
建築家の解釈による沖縄独自の地域主義的な建築世界が実現されている

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国道側のファサードは、鉛直に立ち上げ
外部廊下で深い軒をつくる

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沖縄独自の花ブロックで腰壁を作る

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シーサーの載る台にも、細かな造形を加えている。