中央に大きな芝生のオープンスペースがある

こちら側は、対面するのが住宅街の低層の住宅が広がる地域であり
威圧感を感じさせないように、ひな壇状の構成となっている

こちらも東側同様、執務室の前には大きなバルコニーがあり、
ルーバー状の庇が強い日差しを遮るように作られている。
→前回ブログ「名護市庁舎 その1」

庇は、葉脈のように骨格が作られ、ツタが絡まり
当時は木々が花を付けていた。


ルーバー状の庇には、葉脈上の構造の間に
平板ブロックのようなピースが取付けられ
日差しを避けているが、建物の場所によってはそのピースの取り付け方が違うことに気付く

△北側東向き

△南側北向き


コンペの趣旨の通り「沖縄の建築とは何か?」「その姿はどうあるべきか?」というのを体現した建築。
コンペ時の設計者の意図はどこまえ実現したかは定かではないが
独特のデザインに魅了される。
築30年にもなるが、力強くそのメッセージを放ち続ける建築でしょう