被災地より連絡あり | 横山武志建築設計事務所blog

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若手建築家のアイデアの素

昨年竣工した宮城県名取市の施主の安否について
昨日にはfacebookで確認できていましたが、

施工した工務店とは連絡が取れていませんでした。

昨日も担当者の携帯に電話したが連絡が取れず、
会社の方も電話しましたが、日曜日のためか連絡が取れずにいました。

会社自体は、仙台市内の内陸にあるので
問題ないと思っていましたが、
担当者含め、関係者の方々の安否は気にかかっていました。

本日夕方に担当者から連絡があり、ほっとしました。
同時に、施主と連絡が取れ、自宅の被害の状況を聞く事ができました。

設備関係の配管に問題があるようで
緊急事態もなく、他被害も殆ど無かったようです。

本日の会話の中で気になったのは、
「そのような不具合を聞けても直しに行けない」
ということが気にかかっています。

要は、ガソリンスタンドで、せいぜい10L程度しか給油してくれない
ことが原因で、日常的に動くことが出来ないとのことです。

慢性的にガソリンが不足していることが要因ですが
復興に向けて作業する人に優先的に分ける仕組みがあればと思います。

避難所・病院関係等、もっと切実に求めている人が数多くおり、
緊急援助体制も十分でない現況を考えれば、緊急事象を優先すべきことは
言うまでもありません。

一段落つき、災害復興に向け進み始めたときに
速やかなバックアップ体制の構築が重要になります

東京で給油渋滞が起きていると聞き、来るべき余震への備え・公共交通網の麻痺しつつある
東京の状態等々、言い分はあるでしょうか...
何ともバランスの悪さを感じざるを得ません。

<以下2011/03/15追記>
今朝出勤途中のガソリンスタンドでは既に給油の車列が出来ている。
タクシーやトラックが並んでいた。
全国的に不足が叫ばれているが、冷静に行動して頂きたい。