現在開催中の「黄金町バザール」
その中心施設の一つである「黄金スタジオ」
京急線の高架下に造られている

周囲は違法な特殊飲食店が立ち並んでいたエリア
そこにアートを巻き込んだ街づくりが行われている

内部は、中心にカフェがあり、片廊下の土間に展示スペースが取り付く

この施設の両側は、道路に面しており
道を通ると内部の様子が伺える
構造は木造
北側の細い路地へは、トップライトや前面開放の建具で
開けることが出来る。

開放性ということを考えれば
人通りの多く、川に面した南側だろうが
北側への開放は、南の直射日光と北側の安定した光を
考慮してのことだろうか?
南側へ突き出た窓は、ショールーム的な意味合いを持ち
常に街に接続されたプラグとなっている。
この2つの面の考え方を違えたのは、
上記のように光を考慮したと思われるが
やはり、南側の開放性も欲しいところ
アートそのものを見せることだけでなく
それを見る人、応対、そのものすべてが「アート」であり
それこそがこの街に求められているように思える
街を活性化するものとして
「よそもの」「わかもの」「ばかもの」
と言われているが、まさにそのための施設であるのだから
それが分かること、見えること、交流できることが
この役割の指名であろう
