現在、渋谷ユーロスペースで公開中の
映画『鳥の巣 北京のヘルツォーク&ド・ムーロン』を見に行く
北京オリンピックのメインスタジアム「国家体育場」
この設計をしたスイスの建築家、ヘルツォーク&ド・ムーロンを、
設計段階から竣工まで追ったドキュメンタリー。
設計から竣工までの過程は、一筋縄ではいかない
設計変更、工事金額の減額等、無理難題が降りかかる。
特に、政治・経済の体制の異なる中国では顕著であろう。
ほか、中国でさまざまなプロジェクトに関わるが
その中での葛藤がここに表されている
「国家体育場」:通称「鳥の巣」
上手い名前を付けたと思う。
どんなに威信をかけたプロジェクトでも
人々の心に届かないと意味がない。
オリンピックというイベントはさまざまな感動を呼び、
さらにこの器がその思いを包み込む
「鳥の巣」は中国にとっても、身近であり
平和のシンボル「ハト」と関連も深い。
「鳥の巣」は、人々の思いとこのプロジェクト、
そして建築デザインとを結びつける重要なキーワードとなっている
開会式においても、張芸謀により表現されていた。
オリンピックはまだ始まったばかりですが
世界の人々の心に平和の祭典の思いが届くことを
祈っております