以前、実家に帰ったとき、自分の母校の小学校の前を通りました。
自分の通った20数年前の記憶では、
床はササクレだった板張り、窓はスチール製。
その時既に築20-30年くらい経っていたと思います。
特に3-4年生の時の校舎はかなり痛んでいた印象があります。
久しぶりに見た小学校は、一部講堂が建て変わっていたものの、
校舎配置はそのまま、外壁は綺麗に白く塗装されていました。
道路側にある3-4年生の時の校舎も同様に改装されていて
窓面に大きな耐震ブレースが取付られていました。
地域の避難所にもなっていることもあり
防災拠点として再整備されたのだと思います。
中国、四川省の地震では、校舎の倒壊により
子供達に多くの被害が出ているとニュースは伝えています。
建物の構造についても、鉄筋が少ないとか基準を満たしていないとか
様々なことが伝えられています。
日本においても、阪神大震災においては
古い耐震基準で建てられたものに被害が多く
自分の母校も、この地震を契機に耐震工事がなされていると思います。
しかし、日本全国には、まだ防災上重要施設でありながら、
古い耐震基準のままの建物が数多くあると聞いています。
国会では、「道路」の話題で持ちきりですが、
人口減少化社会に向け、社会資本の維持に関して
話題に出ているものの、もう少しクローズアップされても良いのではないかと思います。
その一例が「200年住宅」なのかもしれませんが
こちらは、助成を絡めて、今年は話題になりそうに思えます。