いよいよ、政府も本腰を入れ始めたようです。
国土交通省「超長期住宅先導的モデル事業」募集
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/07/070411_2_.html
住宅の長寿化、ストック社会の住宅の在り方に向けて
具体的なモデルを作ることにより、技術の発展及び普及啓発を図ることを目的として、
優れた提案を公募し、その事業に対して、費用の一部を助成するということ。
提案部門としては、新築、改修、維持管理・流通システム整備、技術検証、
情報提供の多種にわたり、超長期住宅にふさわしい提案を求めている。
私も「shift house」というプロジェクトを通じて
住宅の長寿命化に貢献できないかと考えています。
昨年来より、福田政権の元「200年住宅」の政策が公になり、
この助成へと繋がっているのだが、
「200年住宅」自体は、旗印でしかなく、
しかも材料・工法等、技術的な提案に向かいがちになっているように思える。
住宅が長寿命化へに向けては、技術的な提案は、確かに必要だが
それよりも、「どう使うか?」ということが、住宅のコンセプトとして
活きているかに尽きると思う。
「家族のライフスタイルは、絶えず変化する。」
それにより住み替えるのではなく、
想定したシナリオに沿って、住宅を変化させ住み続ける。
住宅単体の場合もあるだろうし、
2世帯住宅や賃貸を併用し、スペースを可変させる方法もある。
一戸建てが家族の最大スパンにあわせた最終形と考えるのではなく、
その後のライフスタイルの変化を想定した、幾通りのシナリオを用意し、
それに対応したプランニングを包含した計画のある住宅
家族の余剰スペースは、賃貸スペースになったり、
年老いた時には、病院や老人ホームへと住まいを移さざるを得ないときには
自宅がすべて賃貸スペース化する。
「shift house」という住宅を通じて、新しい住宅のカタチを提案できればと思う。
それ故、このモデル事業にも是非とも応募したい。
「shift house」についてのお問い合わせ→