ビルバオ ビスカヤ橋 | 横山武志建築設計事務所blog

横山武志建築設計事務所blog

若手建築家のアイデアの素

日曜日の夜に、TBS「世界遺産」を見ました。

今回は、スペイン、ビルバオの「ビスカヤ橋」
ビスカヤ橋『ウィキペディア(Wikipedia)』→
TBS「世界遺産」公式サイト「ビスカヤ橋」→

建設は1893年。橋と言えども、橋の一部分を切り取ったようなゴンドラが
上部の鉄骨トラスからワイヤーで吊され、川の両側を行き来しています。

驚くことに、未だに現役。
機構部分は更新されているものの、その姿は、ほぼ当時のままだといいます
(スペイン内戦時には、一部破壊されたようです)

この時代の鉄の建造物というとパリのエッフェル塔
エッフェル塔の完成は、1889年。
「ビスカヤ橋」の設計者アルベルト・パラシオは、エッフェルの弟子でした。

二つの建造物のフォルムを観察すると、
それぞれの街の風情を反映しているかのように見えます。
ビルバオは、「鉄の街」
機能的なデザインが、この街にはよく似合っています。

この「ビスカヤ橋」は、港湾都市「ビルバオ」の河口にそびえ、
美しい姿が北の空に良く映えます。


大きな地図で見る
△Google Mapでも水面に橋の影が映る

ビルバオといえば「グッケンハイム美術館」が有名です。
この誘致を契機に都市計画を断行し、観光都市へと変貌したと言われています。

この街も訪れてみたい都市の一つです。