懐かしい牛乳。 | 音楽のある日々の便り

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ヴァイオリニスト、シンガーソングライターの向江陽子が送る音楽にちょっと詳しくなれるブログ


今日は冷えましたねー4月なのに。
明日は10度いかないとか…なかなか春服が着れなくてうずうずしてます。


さてさて私ですね、小さい頃から牛乳が大好きなのです。笑
朝ごはんには必ず牛乳。
コーンフレークならもちろん、パンや、卵かけご飯ですら牛乳。


まあなんでこんな話するかと言いますと、今日喉が渇いて牛乳を飲んだんですけど、ふとあの曲を思い出したんです。

タララー鼻から牛乳ー。


これね。私が子供の時、ぐずったり泣いたりすると、父親がトコトコと寄って来て、必ずこれで笑わせようとするんですよ。
自分で言って自分で笑っている父を見て、笑っていました。笑


そしてですね、この有名なメロディは誰の曲でしょう!

そう、有名なヨハン・セバスティアン・バッハです。

バッハ作曲のオルガン曲トッカータとフーガニ短調BWV565より、トッカータの出だしの部分が、この曲に使われています。

BWVとは作品番号のことです。
No.のようなものですね。


本当に曲の最初の部分なので、皆さんぜひ5秒程聞いてみてください。笑


さてさてこのトッカータとフーガですが、実は偽作説があります。

バッハの自筆譜が見つかっていなかったり、バッハの他の曲では使われていない作法や和音が使われているからです。

研究者の意見のひとつに、ドイツのテューリンゲン地方のオルガニスト、ペーター・ケルナーではないかという説もあります。


本当のことは今はもう確かめられませんが、この曲が現代も愛されていることは確かですね。


また、この曲をベースに嘉門達夫さんが歌詞を付け、この一節は有名になりました。


牛乳の話がここまで深いとは思わなかったんではないでしょうか!

牛乳からもこうしてクラシックの話ができるんですね。笑

では今日はこの辺で♪
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フェルメールの作品
牛乳を注ぐ女

Arrivederci♪