回転木馬 | コーヒーもう一杯

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日々を楽しく まったりと過ごせるといいよね。




回転木馬

 

メリーゴーランドともいう

 

この言葉の響き

どんなイメージでしょうか

ボクは

郷愁、忘却の彼方、やるせなさを連想します

 

 

 

子どものころ

遊園地に行って

妹とメリーゴーランドに乗った

外では母親がボクらを見ている

 

ブザーが鳴って、木馬は無表情にゆっくりと上下に動き出す

 

ぐるっと一周回って母に笑顔で手をふる

 

そんなに楽しくもないけど

そうすることが正しい子どものやることだと思って・・

 

これが何周もつづくのですよ

 

だんだん拷問に感じてくる

 

もう飽きたって顔をすればいいのに

律儀に母を見るたびに笑顔で手をふっていたことを思いだす

 

幼少のころから

そんな忖度が身についていたのかもしれません


 

だいたいメリーゴーランドって何が面白いんだろう

 

よっぽど

観覧車であったりジェットコースターなど

いくらでも楽しい乗り物はあるのに

 

 

古いアルバムに

メリーゴーランドに乗って笑っているボクの写真がある

 

よく見ると

木馬の塗装が剥げていて傷んでいる

だからか木馬は悲しそうな目をしている

 

 

なぜ

そんな古い話を思いだしたかというと

 

先日、恩田陸さんの本を読み、そのような一節があり

あ〜やっぱり世の中にはそんなことを思っている人がいるのだなと

 

それと

よくテレビのドラマとかでメリーゴーランドに乗って喜んでいる子の映像がでると(だいたいスローモーション)、その後の悲しい展開の伏線だったりしません?

 

 

 

 

 

ところで

ボクの子どもたちはメリーゴーランドが好き

 

自分からせがんで何度も乗るくらいだからホントに楽しかったんだろうな

 

ちなみに親目線としては子どもが現れるたびに

楽しそうな子どもたちをみて、こっちも楽しくなったことを思いだす

 

 

けっきょく

メリーゴーランドって、親の目線で楽しむ乗り物なのかもね