サポータートークとは、横浜美術館内にて、団体でいらした来館者を前に
ヨコハマトリエンナーレ2011の概要やテーマ、見どころ等について
サポーターが簡単にご案内をするものです。



私が会期中に何度か会場運営のお手伝いをする中で、展示を見終わった来館者の方に
「いかがでしたか」と声をかけると、時々「わかんなかった」というお答えが…


そこで、初めてのボランティア活動、見るのもお手伝いするのも初めてのヨコトリ、
美術の世界に詳しくない上、大勢の人前で話すのも苦手な私ですが、
現代アートは、わからなくてもすごく楽しめますよ、とお伝えすることができたらと思ったのです。



まず、サポータートークに参加希望のサポーターは、下地になる文章を基にレクチャーを受けてから
事務局の方々やサポータートークに参加しようと集まったサポーターの皆さんの前に立ち、
自分なりに作った原稿でトークの練習をします。


$横浜トリエンナーレサポーター事務局



その後サポータートークデビューを迎えます。


話すだけでは「え~」の数が増えて間が持たず、スケッチブックにパンフレットや自分で調べたことを印刷して貼り、来館者の方にお見せしながら話す戦法に出ました。


$横浜トリエンナーレサポーター事務局



皆さんには「考えるより感じて下さい」とお願いし、また、私がおすすめするアーティストとして池田学さんを挙げさせていただきました。


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来館者の方を飽きさせず、伝えるべき内容を落とさぬよう、なんとか話してみたものの、
展示をご覧になった後の皆さんの様子が気になります。



すると、小学生が池田さんの作品を探し歩いて熱心に見ていたと聞きました。

また、サポーター渾身の作であるルートガイドマップをご紹介したところ、
大人の方がビジターセンターにいらして「これかぁ、すごいですね」と感心してご覧になり、
「今度はこれを見ながら歩きます」と、うれしいお言葉をいただきました。


$横浜トリエンナーレサポーター事務局



小学生、高校生、成人の方と、色々な世代へのサポータートークの機会がありましたが、
誰にでもわかるように簡潔に、興味を持っていただけるように話をすることがとても大変だと
実感しましたが、皆さんが展示をご覧になった後に仲間同士で作品についてお話ししている様子を見ていると、ちょっぴりですが、現代アートを楽しむためのお手伝いができたかなとホットしました。


会期はあと20日間ほど!

皆さんもお仲間やご家族と、あぁでもない、こぅでもないと、
お話ししながら楽しんでご覧下さいね。


ヨコトリ2011サポーターN.T