自動車メーカーのマツダは、世界で初めて実用化に成功したロータリーエンジンを搭載した車の生産を、来年で終了すると発表しました。しかしマツダでは、ロータリーエンジンの研究・開発は今後も継続するとしています。
ロータリーエンジンは、ピストンが往復する通常のエンジンとは違って、三角形のローターが回転し小型ながら出力が高いのが特徴で、マツダが世界に先駆けて実用化に成功しました。マツダではこのエンジンを搭載した車を昭和42年に発売して以来、主力車種のファミリーカーやスポーツカーに採用し、これまでにおよそ200万台を生産してきましたが、通常のエンジンより燃費が悪かったことから、石油ショックをきっかけに生産台数は減りました

