【日記】死刑制度アゲイン | ヨコオタロウの日記
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一人の殺害は犯罪者を生み、百万の殺害は英雄を生む。
数量が神聖化するのだ。

/ チャールズ・チャップリン



みんなの意見が分かれている死刑制度。
そういう議題について書くのは理性的な大人とは言えません。このブログにそんな理性的な事を期待している人は居ないと思いますので、今日は死刑制度について。
※前にも書いています↓

死刑制度
http://ameblo.jp/yokota6/entry-10091076431.html



平岡法相、死刑執行に慎重姿勢
http://www.asahi.com/national/update/0903/TKY201109020782.html

こういう話題。法相が替わる度に出てきますね。
僕は

 ・死刑を執行するかどうかは法相の自由である。

と思っています。思っているというか「死刑執行をいつやるかは法相が決められる」というルールである以上、そのルールに書かれている範囲なら自由にやっていただければ、と思う訳です。だから死刑執行がイヤな法相が執行しないのであればそれを支持します。



しかし一方で、

 ・「法相の個人的な感覚で死刑時期を決める」
  という現在のルールには反対します。

個人が勝手な運用が出来てしまい、ルールとしてあまりに不完全に思えます。やるなら裁判や国民投票で決めた方がルールとしてスッキリするんじゃないでしょうか。

あんまり死刑を実行しない法相が続くと、死刑賛成派の人達も「日本には死刑制度があるのにどうなってるんだよ!」と、納得出来ないでしょうし。



前にも書いた通り、僕は

 ・死刑制度には反対です。

そして、自分の家族が殺されたら

 ・犯人は死刑にして欲しい。

と思います。この二つは自分の中では矛盾しません。
僕は自分の「殺してしまえ」という感情の動きが正しいかどうかについて確信を持てないのです。
だから法制度は慎重であって欲しい。

いついかなる時も自分の判断が正しいと思う人(国)は、その時点で間違っている、そう思うのです。



世界の死刑回数ランキングを

死刑 - Wikipedia
http://bit.ly/pa3ARi

で見てみると

1位 中華人民共和国 未発表。少なくとも2000回 (推定)
2位 イラン 少なくとも388回
3位 イラク 少なくとも120回
4位 サウジアラビア 少なくとも69回
5位 アメリカ合衆国 52回

こうなっています。
この表を見ると

「中国や中東は理性的な判断をしていないんじゃないか?」

そして

「アメリカは概ね正しい判断をしていそう」

と思いませんか?いや、僕はそう思うんですが。
でも実際、どんな罪でどういう意図があって死刑になったのかは知らないんですよね。
ちなみに10位まで見てみると

6位 イエメン 少なくとも30回
7位 スーダン 少なくとも9回
8位 ベトナム 少なくとも9回
9位 シリア 少なくとも8回
10位 日本 7回

ようやく日本が出てきます。でも世界で10位。
日本の死刑は多いのか?少ないのか?正しいのか?間違っているのか? 悩ましいところです。



なにはともあれ、死刑制度を「自分の感性の正しさ」の証明する場するのは何か違うかもしれませんね。

この日記をを含めて。
それでは。


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