【備忘録】Bluetooth キーボードの不具合と、初の Apple 製品。 | ヨコオタロウの日記
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神にとっては全てが美しくて、良くて、正しい。
ただ人間が、あるものは正しく、あるものはただしくないと思うだけである。
/ ヘラクレイトス



最初に書いておきますが、今日は「Windows7 で使用可能な Bluetooth
接続の英語配列キーボードでテンキーなしのモノが欲しい」という人以外にはほとんど役に立たない日記です。つまりほとんどの人に役に立たない。死亡。



タブレットPC(EP121)を買ったら、Bluetooth キーボードが付いてきました。
↓のOEM品。

マイクロソフト キーボード Arc Keyboard ブラック J5D-00020
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00337XP0O/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&tag=bukkoro-22

モノは悪くないんですが、日本語配列なのが苦手で。
ということで

 ・Windows7 で使用可能。
 ・Bluetooth 接続。
 ・英語配列。
 ・テンキーなし。

という縛りでイロイロ探してみました。



まず最初に購入したのがこちら。

リュウド アールボードフォーケイタイRBK-200BT3
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00405DR7Y/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&tag=bukkoro-22

エレコムからも OEM 品が出ていますね。iPhone 用で買われている方も多いんじゃないでしょうか。

しばらく使っていたんですが、妙にミスタイプが多い。最初はキーボードに慣れていないせいかと思ったんですがどうも違う。「総称」とか入れると「総称、」とか余計な読点が入力されてしまうケースが結構ある訳です。ゆっくり入力するとエラーにならないので、ハード的な不具合かなーと思ってメーカーに問い合わせたところ交換対応。

で、交換から戻ってきたキーボードを触ってもやっぱり同じ不具合が発生する訳です。なんだこれ?と思ってひたすら調べたところ、「ある特定のキーを3つ押した時に余計なキー入力が発生する」という状態が確認されました。

自分が発見した範囲では以下の通り。

---------------------------------
[i][u][右space] → 「iu m」
[o][u][右space] → 「ou ,」
[p][u][右space] → 「pu .」
[k][n][右space] → 「kn ,」
[j][n][右space] → 「jn m」
[k][n][右space] → 「kn ,」
[l][n][右space] → 「ln .」
[m][s][a] → 「msa,」
[d][a][m] → 「dam.」
---------------------------------

ううう、今時2キーロールオーバーとかそういう仕様か?
とか思いメールをしたところ

> 弊社キーボードのキーマトリスクにより、3つ同時
> 押しをした場合に 4つ目のキーが反応する組み合わ
> せがありますが、これはキーボードの仕様です。

との事。キーを速く入力しているウチに同時に3つのキーが押下されている状態になっているらしく、それが悪さをしているとか。解決策は「ゆっくり入力してください」という事。ネットで調べても同様の不具合が無いところを見ると、自分が悪いっぽい訳で。バチャバチャ汚い入力しているからなー。

返品しようかと思ったけれど、交換してくれたりしてリュウドの人の対応も良かったので外出用のキーボードにする事に。



次にたどり着いたのは Apple のワイヤレスキーボード。

Apple Wireless Keyboard (US) MC184LL/A
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002TOJHA4/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&tag=bukkoro-22

いやもう、

 ・Windows7 で使用可能。
 ・Bluetooth 接続。
 ・英語配列。
 ・テンキーなし。

っていう製品が全然無いんですよ。全然ない。
非 Windows のキーボードということで結構躊躇ったのですが、キーバインドを交換するツールを使えばなんとかなるだろう、と。結果的にはほとんどそのままで使えました。

Apple wireless keyboard helper for windows
http://www.misuzilla.org/dist/net/applewirelesskeyboardhelper/

これを使ったら fn キーと delete も機能するようになり完璧。
僕の用途だと左下が ctrl になってない事以外はバッチリでした。
その左下も慣れれば大丈夫なレベル。

初の Apple 製品だったけど、上手く使えてメデタシメデタシ。
モノの質感もイイし、ひさしぶりにアタリのキーボード。複数欲しくなりました。いや、いらないです。



ちなみに上の Apple wireless keyboard helper for windows (長い)ですが、Windows 7 の
64bit だと普通にはスタートアップに入りません。
登録するには以下の方法で。

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コントロールパネル→管理ツール→タスクスケジューラ

操作→タスクの作成
を選び、

「全般」タブ
 >「ユーザーがログオンしているときのみ実行する」にチェック。
 >「最上位の特権で実行する」にチェック。
 >構成を「Windows7 Windows(以下略)」にする。

「トリガー」タブ
 >「ログオン時」に開始。
 >「特定のユーザー」にチェック。
 >残りのチェックを「有効」以外全部外す。

 >追加で「ワークステーションアンロック時」も追加しておく。※サスペンドから戻った時用。

「操作」タブ
 >「新規」で操作を指定。
  >「操作」をプログラムの開始。
  >「プログラム/スクリプト」でAppleWirelessKeyboardHelper.exeの位置をクリック。
  >「開始(オプション)」に上記プログラムのあるフォルダを指定←★忘れやすいので注意★

「条件」タブ
 >全部チェック外す

「設定」タブ
 >「タスクを要求時に実行する」にチェック。

 >「スケジュール化された時刻に(以下略)」にチェック ※修正しました。

 >それ以外を全部オフ。
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長い。



あと、買ってから知ったんですが、Apple のワイヤレスキーボードには「caps lock 遅延問題」という結構有名な不具合がある(あった)らしく。

Apple wireless keyboardは、意図的にcaps lockキーに遅延を入れている?
http://leoclock.blogspot.com/2007/10/apple-wireless-keyboardcaps-lock.html

Mac OS 上では解決しているらしいですが、Windows 上では解決していないとか。
caps を ctrl に変更している自分としては致命的な問題でヤベーと思ったんですが、実際は問題無く使えています(caps も点灯せず)。

ファームが変わったのかハードが変わったのか謎ですが、気になっている人は試してみると良いかもです。自分はかなりハードコアに ctrl
を使う(漢字変換からカーソル移動まで全部 ctrl
系で済ませる)上にキータイプが比較的速い方だと思いますが、実際には遅延があるかもしれませんし。

ではでは。


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