物理学は商人や技術者の興味の対象になるだけで、
すべては悲しいつぎはぎになるでしょう。
シュレーディンガーに宛てた手紙 / アルベルト・アインシュタイン
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ひたすら森に赴き鹿を狩る!Wiiウェア『鹿狩』5月19日配信!
http://www.inside-games.jp/news/352/35244.html
鹿狩……
安い会社がリソースを流用したとしても
人月単価60万X3人X4ヶ月=720万。
つまり720万円くらいはかかるわけで。
※720万では普通は商用ゲームは作れないです。
※DL系は作ったことないので知りません。
Wiiウェアのメーカー取り分は何割だったかなあ?確か6~8割とかどっかで読んだ気がするけど。
値段は500ゲイツっていうか500山内だから、最大でも400円?
てことは18000本DLでようやく黒字化?
そんなに売れるのかこの「鹿狩」?
「せんと君」「地デジカ」を倒せってメタファー?
とか思ったけど、そもそもディアハンター系は海外で人気だから意外といけるかもしれない事に気付くというか海外向けだ冷静に考えると。
あまりにも漢らしい「鹿狩」の文字に北米・欧州市場狙いなんて事は一ミリも思いつきませんでした。
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ゲーム機:空くじに立腹、所有者脅す 容疑の組幹部ら逮捕
http://mainichi.jp/select/today/news/20090512k0000m040107000c.html
パッと読んだ時「ああ夜店のクジと一緒だな。一等なんて入ってないってやつ」と思ったけれど、よくよく考えると「既に一等が出てしまっている」という可能性も否定出来ない。
一等出たら店じまい……ってルールだと、心情的には胴元側が不利過ぎるように感じるので「全て売り切るまで『一等がまだ残ってるかも』」と煽ってもイイ気がする。
ただ、カプセルが一定量を切ると当選への期待値が減少するので売れない。なので、ハズレカプセルを追加する事になる。それが常態化すると、常にハズレだらけになる。実態はたぶんそんな感じ。でもハズレだらけになると売れない。
売れないからハズレを増やす。以下ループ。
景品の価格・アタリ本数・景品の階層化・集客力なんかを複合的に考えると、いくらで何をどのくらい仕込むか?っていうのは意外と高難易度な設問ですな。
理系のオタ男子なんて大概猫好き(偏見)だから「シュレーディンガーの猫たん」とかをガチャガチャにすれば、外れクジを引いてもカプセルの中に「貴方の心の中に重ね合わせの状態で存在してるニャン」とか紙ペラで書いておけばそれで許してくれる気がする。いや許してくれないかもしれないけど、紙を見ながら3分くらいは考えてるハズだからその間に逃げよう。
何にしても大の大人同士がこんな事でニュースになるってのは日本が平和な証拠だなあ。
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そんなゲーセンは今や大変みたいです。
ゲームセンター苦境 過当競争、不況直撃 料金値上げの動き
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090506/biz0905061218002-n1.htm