不満は、進歩のための第一歩である。
/ トーマス・アルヴァ・エジソン
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資産7億円超のセレブ限定、セブンヒルズカードのホルダーとは
http://diamond.jp/series/brandnew/10049/
凄すぎる。
なんかもう、カードの形態である必要性すら無い気がする。
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プロジェクト内で面談。
その過程でいろいろ思った事。
まず話してて感じるタイプは二つ。
A:現状に満足しているひと。
B:現状に不満があるひと。
Aの人は、話すのが面倒とかそういう人かもしれないなあ。
Bの人は、話をすれば不満を言う人かもしれないなあ。
とか思いつつ、まあいろいろお話をさせてもらうわけです。
で、「不満があります」というタイプの人は、自分の中のコップが溢れるまで不満をためつづけて、爆発すると会社を辞める。いやいやいや、それは困る。僕が。いまのプロジェクトが終わるまでは居て欲しい。という話になるわけで。
ここでさらにイロイロ聞くと、不満を言う人にはいくつかの傾向が見えてくる。
・他人が不満の原因だと思っている。
・不満を解決するには一つの解答しか無いと思っている。
・なぜこうなったか?を考えない。
・解決に至るコストを計算しない。
・問題解決には向かわない。
それが悪いとかどうとかじゃなくて、そういう傾向があると。
不満を言える、という事は「感じるチカラ」と「行動するチカラ」があるという事だから悪いことばかりではない。良いことばかりでも無いけど。
まあ話を聞きながら、その人の不満を解体して最善の答えをだしていこうと。
もちろん出来ないこともあるけれど、いろいろ考えればそれなりの手段は講じられるはず。
……とか思っていたんですけど、世の中にはもしかしたら「不満を持ちたい」という人が居るのかもしれない、というか人間の根本的な仕組みの中にそういう欲求があるのかもしれん、とか思うようになりました。
ほら、よく「女子が愚痴を言う時は解決して欲しいんじゃなくて、同意して欲しいんだ」って言うじゃないですか。いや、プロジェクトで不満を言っている女子が多いわけではなくて。あくまで一般論として。
女子A 「○○のブーツって履きづらいよね~」
女子B 「そうそう、かかとの部分のデザインが問題なんだよね~」
とか。こんな不満、男子目線だといくらでも解決の方法はあるわけですよ。
・他のメーカーを探す。
・裸足で頑張る。
・自分で靴を改造する。
・足を整形する。
・痩せる。
・メーカーに要望書を出す。
・自分がメーカーに入社してデザインを変える。
・自分が靴会社を作って良い靴を生産する。
etc...
そんな答えは聞きたくねえ!聞きたいのは最後の『だよねぇ~』って部分だけなんじゃ!ボケェ!!!という全国女子の罵倒が聞こえるような回答群。
男子も、ゲームとかアニメで似たような現象が見られますな。
深刻じゃない問題を不満にしたまま、積極的に自己解決せずにモチャモチャと生きていくのは、男女関係なくある程度の快楽があるのかもしれない。
だとすると、これまでの「快楽・快適」を追求するサービスだけではなくて、「不平不満を持つ快楽」をコントロールするような商売もあり得るのかもなー、と思ったり思わなかったり。
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だとすると、mixi のあのダメダメレイアウト変更にも意味があったのかもしれない。
ユーザーにもバッシングする快楽があったという点で。次世代のサービス。サービスというか、サービスしないサービス。
でも、デザイナーやインターフェイスの設計者はもう業界には居られないだろうから大変だろうなあ(←バッシング)