逃げるのかジョン・シルバー!
アニメ「宝島」
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寒すぎますよ。死にます。
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そんな死ぬほど寒い本日、わざわざ江ノ島で言ってこいつを体験してきました。
トレジャークエスト
http://e-comm.cityfujisawa.ne.jp/event/page193.html
「トレジャークエスト 江の島・龍神の宝箱の巻」
http://www.akai-tori.com/quest/
DSを使って江の島でRPG風宝探し。
体験した一般の人のブログをよんでも、どういう運営形態になっているのかさっぱり判らない。
試験運用ということで、もしこれで失敗したら終わりかもしれない……という焦燥感にかられて無理矢理応募&即当選(平日は空いていた様子)
結果としては楽しかったです。
以下詳細。
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不明瞭だったシステムは以下の通り。
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・DS用専用カートリッジ「トレジャークエスト」を使用。
・「トレジャークエスト」は、基本的にフラグ立てゲーム。
・フラグは以下の2パターンがある
>島のどこかに複数あるDSアクセスポイントにアクセス
>島のどこかに複数ある「キーナンバー」を入力
・進行はある程度順序立てられている。
>「A・B・C のフラグが無いと Dのフラグが立たない」という構成になっている。
・基本の「進行フラグ」以外に「自由フラグ」というようなモノがある。
>「自由フラグ」を取るとプレイヤーレベルが上がる。
>クリアしてもレベルが足りないと「真エンディング」にはならない。
・進行フラグによって「クイズ」が発生。
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大雑把に言うとこういう仕組みになっています。
要約すると「進行フラグを進めつつ、自由フラグを入手してレベルを上げておく」というプレイスタイルに。
各フラグにはヒントを出すキャラクターが居て「○○の店先にある」というヒントを提示してくれます。ただ、ヒントの前にキーナンバーを見つけたりすると順序がおかしくなり、ヒントの意味がわからなくなったりして混乱しました。
また「DSアクセスポイント」「キーナンバー」の2種類があるのは、本当はDSアクセスポイントだけでやりたいが設備投資的な部分でちょっと厳しいのかも、と予想。
逆に「キーナンバー」だけでもゲームは成立するんですが「ネットで番号チェック」的な抜け道が可能になるから、キーナンバーだけにはしていないのかもなー。
こんな感じでした。
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以下体験記。
会社のプランナーの人達と計5名で参加する事に。
2通応募したので、DSソフトは2本貸してもらえます。
江の島まで新宿から小田急で一直線……のはずが、事故だかなんだかで大幅遅延。
余裕は見ていたものの受付が朝早いので、ちょっと焦りつつ到着。
途中にマネージャ(以下『年下上司』)と合流し藤沢市観光センター(江の島入り口にあります)に行くと、既にプランナー男子2名がゲームをスタートしようとしている。
「俺たちは2名でスタートしますんで、もう一個のROMでヨコオさん達3名は後から来てください~」
という話になっていた。肝心のもう一人はプランナー女子なんだけれど、遅刻(以下『遅刻女子』)。一番後輩なのにすごい貫禄。しばらく待っていると駅からプランナー女子が瀕死の顔をして走ってきたので合流してスタート。
というわけで
プランナー男子×2チーム
マネージャ・ディレクタ・遅刻女子
この2チーム編成でこのゲームを攻略する事に。
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開始直後「同じ方向に進むんじゃね?」と思っていたんですが、島が広い事もあり意外とバラける感じに。しかし、ちゃんとマニュアルを読まない僕らはいきなり進行に詰まる。
神社への階段や海岸への道を行ったり来たりしながら「自由フラグ」ばかり溜まりちっとも進行しない。途中、プランナー男子×2が順調に「俺たちレベル30っすよ」(ウチは20くらい)と言われ、すっかり飽き始めた上司とヨコオは昼飯モードに突入。
江の島と言えばシラス丼。シラス丼と言えば江の島。
店にゴーしたらすげー並んでるので死ぬほど寒い中並ぶ。さむいよーさむいよー、お、キーコード発見、とか時間を潰しているうちに店にジャックイン。寒くてもビールだよね!(注:仕事中)と俺だけランチビールを飲みつつ、シラス丼を堪能。
腹一杯食って、暖かい店でしばらくのんびりする。もう帰りたい。
元気になったところで、食い過ぎで具合の悪い遅刻女子にこれまでのアイテム情報を整理させ、次なる地点に向かう。
すると今まで保留していたアイテムをクリアすることで一気にレベルが27も上がって「真エンディング」のクリア条件を満たしてしまう。
ただ、レベル的とHP的には足りているのに進行度が足りなくて進行フラグを立たせることが出来ない。シラス丼食ってのんびりしていたせいで、時間が足りない。
展望台に上って景色も見ずにアイテム収集。
洞窟に入って雰囲気も堪能せずにアイテム収集。
しかし、有料無料の施設くまなく回らせるな。このイベント。
もうレベル50とかになってカンストしちゃってるよ。バランスおかしくね?
とか思いながらあと45分!というところでみんなで階段をバタバタ上がっていると遅刻女子が死にそうになる。死んでもクリアするぞ、と蹴り飛ばしながらようやくラスボス(五頭龍)の居る社に到達。DSでアクセスすると微妙なCGアニメの龍が「よくぞたどり着いたな」やった!間に合った!
「……ここでは社が壊れてしまう。次の場所まで移動せよ」
ええええええええええっ。死んじゃうよ!(遅刻女子が)
泣きながら3人で最後の場所(これがまた地味なところ)に行って、エンディングを見る。
かくしてトレジャーなんとか無事終了。
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かくして夕日を見ながら観光センターへと戻る……が、その途中。遅刻女子が「ギャー!」という叫び声を上げる。何事かと思ったら、さっき買ったばかりアイスモナカを地面に落としてる。
あーあ
とおもってたら、それをトンビがバッとさらっていった。
遅刻涙目。どうやら、トンビが手&顔にアタックしてきてアイスモナカを奪ったらしい。
「殴られたかと思った!」
と涙目の遅刻女子。爆笑の上司&ヨコオ。
観光センターにたどり着くと、プランナー男子×2は既に到着していました。
先方も、真エンディングをクリアして良かった良かった。
※話を聞くと先方は随分余裕のあるスケジュールだった様子。
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結果としてはとても楽しめたです。
「ぶっちゃけ単なるオリエンテーリングだよ」とか、いろいろ細かい不満点はあったんですが、なにせ史上初という事なのによくやってるなあと。
現実を混ぜたゲームというのは意外とアリかもしれない。
それを体験できたのは良かったです。