珍膳も毎日向かえば味旨からず。
/ 楠木正成
■
昨日の日記で「任天堂ユーザーは任天堂ソフトが好き」という日記を書いたんですが、メディアクリエイトの最新ランキングがあったので、検証してみる事に。
週間ソフト&ハードセルスルーランキング(2008年1月28日~2月3日)
http://www.m-create.com/ranking/
※並べ替えるテストするのにエクセルにしてみた。
http://www.bukkoro.com/taro/mc_rank_0230.xls
DSもそこそこ任天堂(と任天堂流通)が強いけれど、Wii はすごい事になってますな。
-------------------------------------------
1 任天堂 大乱闘スマッシュブラザーズX
5 任天堂 Wiiフィット
11 任天堂 Wiiスポーツ
12 バンダイナムコゲームス ファミリースキー
21 任天堂 はじめてのWii パック
27 任天堂 マリオ&ソニック AT 北京オリンピック
28 任天堂 スーパーマリオギャラクシー
29 任天堂 マリオパーティ8
42 任天堂 マリオストライカーズチャージド
-------------------------------------------
任天堂だらけ。
じゃあ、ここしばらく任天堂のソフト以外出てないのか?と言われると全然そうでもない。
Wiiソフト発売予定表 & データベース
http://n-wii.net/soft/soft.all.php
で、ランキングに関係しそうな去年12月~1月までの2ヶ月間のソフトを見ると全ソフト数22本。そのうち任天堂ソフトは2本。(その2本は上位二つの「スマブラ」と「Wii フィット」)。
他社壊滅。
唯一気を吐いているのは「ファミリースキー」。
「スポーツ」「ライト」「パーティ」の要素を満たしてるから12位まで来られたのか、任天堂じゃないから2万本程度に甘んじてるのかはわかりませんが。全体のランキングを見ても Wii は「任天堂ブランド」「スポーツ」「ライト」「パーティ」づくし。
■
昨日、会社のプランナーさんと「Wii でサードパーティがダメダメなのはどうしたらいいんだろう?」という話をしたんですが、みんなの結論としては「Wii 市場が成熟したらサードパーティや重厚長大なゲームも売れるようになるだろう」という話でした。
まあそうなのかも。
ただ、面白い現象として「ニード・フォー・スピード プロストリート」
が Wii でも発売されている(されてますよね?)のに、50位にすら入っていないこと。
※PS3版は15位 PS2版は16位
本体数で PS3 に圧勝しているはずの Wii 上で負けるとはこれいかに?
もしかしたら、Wii ユーザーは「面白いゲームを探している」のではなくて「任天堂のパーティソフトが欲しい」という新しい消費層なのかもしれない、とか思ったり。
「ニード・フォー」みたいなゲームは他所でやるよ、的な。
PS2 がファミレス。
Wii は寿司屋。
寿司屋で寿司以外はくわねえよという。
あくまで仮説ですが。
■
「ニード・フォー」はちょっとマイナーなソフトなので、Wii 版の「モンスターハンター」が PSP 版の売り上げを超えるかどうか。これで、Wii 市場の特性が見えてくるかもしれないですな。
あっ、でもあれもある種パーティゲームか……(そうか?)
一応予想としては「100万本いかない」。
PSP 版が150万本を超えてるのを見ても、売れてるハードの Wii 版の使命は100万本超えだと思うんですが、ドラクエソードやゼルダのような旧来のタイプのゲームがイマイチ伸び悩んでいる(というかパーティゲームが売れすぎ?)のを見ると、PSP 版ほどの爆発力は無いのかなーと。んーでも、無線LAN積んでるからネットゲーは売れるのかなー。わからんですな。
ま、予想するのはタダですからね。
さてどうなる事やら。