私のコードは、プロジェクト2501。
私は情報の海で発生した生命体だ。
/ 攻殻機動隊
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今やってるフルCG映画の「ベクシル」ってあるじゃないですか?
何人かの知り合いの方が携わっているはずなんですが、どんな映画だか正直よくわからない。
まさに情報鎖国。
しかしよくわからないと、どういう映画だか想像しちゃいますよね。
というわけで、自分なりにストーリーを妄想してみました。
俺なりのベクシル。略して俺ベク。
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・電脳鎖国をしてから5年後の日本。
・日本の軍事国家化を懸念するアメリカ・中国の同盟軍。
・極秘のサイボーグ潜入チーム(ハンサム・ヒロイン・マッチョ)が組織される。
・潜水艦で近づく過程で、主人公達は電脳防壁でひどい目に遭う。
・だが一旦港に上がると、まったく手薄な警備に拍子抜け。
・街の雑踏を見ると、普通の人たちが普通の生活を送っている。
・だが、女Aは違和感を感じる(ちなみにマッチョは鈍感で何も感じない)。
・あるとき、街の少女とぶつかるヒロイン。
・少女は車道に飛び出してしまい、車に轢かれてしまう。
・少女をかばい、怪我をするヒロイン。
・少女の遺体からは血ではなく、機械の部品が飛び出していた。
・人々がマシーン化されていることに気づく主人公達。
・血を流すヒロイン。
・それを見て、「アイツ ハ ニンゲンダ!」と襲い始める町の人。
・警察ロボットとか出てきて大騒動に。
・国会議事堂の地下に秘密があることをつきとめる。
・護衛ロボットとの大バトル
・「ここは俺にまかせろ!」バカマッチョ死亡。
・地下に到達。
・スーパーコンピューター「ベクシル」登場。(上図参照)
・「ワガ名ハ、ベクシル・・・」何故かコンピュータボイス。
・人類は居ないほうが自然だとか、言い出すベクシル。
・それでも人は人だ!とか言い出すヒロイン。
・破壊されるベクシル。
・何故か自爆シーケンス開始。
・命からがら脱出。
・海の上。救命ボートの上でハンサムと抱き合うヒロイン。
・遠くから来る同盟軍のヘリ
・シニカルに笑うハンサム。
・ハンサム「俺達も半分機械の体だ。やつらとほとんど変わらない」
・ヒロイン「でも、このお腹に宿る新しい命は本物よ」
・チュー
END
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はあ。なんかもう想像だけで観た気分になりましたよ!
ちなみに宮崎駿がベクシルを作ると以下のような感じに…
・電脳鎖国された日本文明は1900年台くらいになっている。
・日本人は農耕主体の生活に戻っている。
・幼女と戦車が出てくる。
・主人公は文明と自然の狭間で苦悩する。
・最後は、ともかく幼女が幸せになる。
こんな感じかな。押井守だと…
・電脳鎖国された日本は、ネオニートだらけの社会に。
・人々の関係性はどんどん虚ろになってゆく。
・唯一のコミュニケーションは立ち食い蕎麦屋のみ。
・おっさん達が延々と蕎麦の喰い方の講釈を垂れる。
・最後にとってつけたようなドンパチがある。
・ともかく、犬は死なずに済む。
こんな感じデスか!
いや、ベクシル奥が深いな。
