ミニマムリッチコンサルタントの横田真由子です。

 

秋本番、爽やかな秋晴れの東京です。

紅葉も見頃が近づいてきて、季節の移り変わりの早さと

四季の豊かさを感じます。

 

秋は、人生の成熟期に似ていますね。

少し哀愁もあって、色彩豊かな深い色が広がる景色。

 

新刊は、そんな豊かな秋を迎える大人の女性に贈る一冊です。

 

版元からOKをいただいたので、

特別に「まえがき」を公開します^^

少し長くなりますが、お読みいただければ嬉しいです!

 

「品格のある女性はスカート丈が美しい」(まえがきより~)

 

 

 

はじめに

 

「人生を品格力で仕立て直す」

 

パリに行って気づいたことがあります。それは、大人の女性のスカート丈の美しさです。

デザインや素材もまちまちですが、年齢、流行、容姿に関係なく、スカート丈が美しいのです。

 

まるで大人の女性のエレガンスをスカート丈で表現しているように感じました。

自分のスカート丈を知っているということは、自分のことをよく知っているということ。

 

「スカート丈は、身の丈」ではないかと感じます。身の丈を知っている人は、ブレない芯の強さがあります。

そして、同時に他者目線も持っています。

 

「他者から自分が、どう見えているか」を想像することができ、自分も他者も俯瞰で見ることができている。

想像力は優しさですから、内面も外見もバランスのとれた大人の美しさをスカート丈から感じるのです。

 

ある程度の年齢になったら封印せざるを得ないと感じるもののひとつが、ミニ丈のスカートです。

やはり膝も年を取りますから、大人には膝が隠れる丈がエレガントです。

 

女性の服にパンツスタイルを取り入れ、女性の生き方を変えたココ・シャネルは、

「ミニスカートは、優雅な女性をガードできない」と言ったそうです。

 

ミニスカートが世界的に流行した時代も、シャネルはノーマル丈に拘り、古いと言われても譲りませんでした。

そして、最も優雅だといわれている「シャネルスーツ」という、今、尚、大人の女性が憧れ続ける

永遠の傑作を残しました。

 

私がハイブランドショップで働いていた頃に出会った素敵なお客様たちも、皆、スカート丈が美しい方々でした。

 

スカート丈はノーマルで、自分が最もエレガントに見える丈を知っていらしたように思います。

これは、一朝一夕に体得できるものではないと感じたことを覚えています。

 

鏡の前で、そして靴を履いた状態で、何度も何度も、前からも横からも、

そして後ろからも見て、「美しい丈」を覚えこんでいくしかないと思いました。

 

たった1㎝の差が、エレガンスの差。普段から、ちょっとしたことを意識して修正できることが、

素敵な人と残念な人との差なのかと感じました。

 

ヒールの高さとのバランスも重要です。このバランス感覚は、自分を客観視することで養われます。

そして、洋服の着こなしは下半身で決まります。下半身の美しさが全体の印象を決めるのです。

「私にとっての美しいスカート丈」を意識すると、歩き方や立ち方など、

着こなしだけでなく所作や立ち振る舞いにも品格が漂うようになります。

 

品格とは、「その人や物に感じられる気高さや上品さ」

「ある人物や品物から漂う、おごそかな雰囲気」を指します。

 

そんな品格のある、ひとりのマダムとの出会いは、販売員として着任したばかりの頃でした。

 

シンプルだけど、仕立てのいいスーツ姿、髪をきちんとまとめ、美しいフォルムの靴と小さなバッグ。

決して華美ではないけれど、控えめながらもよい品を身につけていらっしゃることが、新人の私にもわかりました。

 

マダムの担当である先輩が「素敵なスーツですね。○○の新作ですか?とてもお似合いです」と褒めると、

「ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです」と、ゆっくりと微笑まれました。

 

そして、先輩に「△△さんは、いろんなことをご存知で、お話していて楽しいです」とおっしゃったのです。

 

「マダムの方が何倍も人生経験は豊富で、知識もたくさんおありになるのに、なんて謙虚なんだろう」

私は、初対面からグッと心を掴まれたのです。

 

お会いするたびに、「教えてくださいね」「いつもありがとう」と、私たちを立ててくださったり

感謝の言葉をかけていただきました。

 

マダムがいらっしゃると、店内の空気が優雅であたたかくなっていくように感じていました。

 

そう感じていたのは私だけではなく、他のお客様からも「あの方はどなた?」「素敵な方ね」と言われるようになりました。後輩たちもマダムがいらっしゃると浮き足立ち、憧れのまなざしを向けました。

 

エレガントな立ち振る舞いや所作、美しい言葉遣い。慎ましやかで謙虚なお人柄。

 

そんなマダムは、あの美しいスカート丈でパリの街並を歩く女性たちと重なるのです。

マダムと同じような年齢になった今、「私は身の丈に合ったスカート丈を選べているだろうか?」と考えるようになりました。

 

本書は、憧れのマダムを思い出しながら、「品格とは何か」ということを、

装い、ライフスタイル、人づきあい、心持ち、エイジングというテーマで、お伝えします。

 

「あなたを最も美しく魅せるスカート丈を知る」一助にとなりますように。

 

 

品格のある女性はスカート丈が美しい: 暮らしから日々の装いまで“質を高める”方法 | 横田真由子 |本 | 通販 | Amazon

 

 

Amazonでの予約が始まり、カバーの見本も届きました。

カバーを取ると、スカートの色が変わります。

ぜひとも、お手に取っていただければ嬉しいです♡

 

 

 

 

 

 

 

 

この新刊のエッセンスをお伝えするセミナーは、

11月23日(祝)に開催します。

 

 

NHK文化センター梅田教室:ミニマムリッチ塾 〜上質なものを少しだけ〜『やわらかな品のつくり方』〜日々の暮らしから装いまで”質”を上げる方法〜 ハイブランドの店長だった時代に出会った、運がよくて誰からも愛されるお客様には共通点がありました。それは、凜としながらも、柔らかな品があるのです。 「あの人、素敵ね!」と言われる大人になるために、お客様が実践していた3つのメソッドをご紹介します。 11月発売の新刊「品格のある女…リンクwww.nhk-cul.co.jp

 

東京での開催は、次の新刊を上梓します、1月開催を予定しております^^

(現在、執筆中です!)

 

みなさまとお会いできますことを

楽しみにしています!!