東京は曇り空ですが、空気もひんやりして、

秋が深まっていくのを感じます。

もうすぐ、紅葉の季節ですね。

日本の四季に、心癒されます。

 

樹木希林さんの出演された映画「日々是好日」も

まさに茶道の世界を通して、四季が移り変わる美しさと奥深さを感じる映画でした。

 

「日々是好日」とは、今日は、いい日、悪い日とジャッジせず、

雨の日は雨の音を聴き、雪の日は雪を眺めて、

その日、一日をただありのままに生きるということだそうです。

 

ただ目の前のことに向き合い、ありのままに生きれば、

すべて「好日」だという教えは、樹木希林さんの生き方にも通じるものを感じて

胸が詰まる思いでした。

 

樹木さんは茶道の先生役で、そこに座っているだけで圧倒的な存在感を放っていました。

佇まいが、静かだけれど、深くて優しい。。。

その姿を観ているだけで、ぐっときました。

 

 

 

観客の年齢層は高くて、作品のテーマにもなっている

「今だからこそ、わかることもある」ということを実感する世代ではないかと思いました。

 

「すぐにわかることは、通り過ぎればいい。すぐにわからないことは、やがてわかるときがくる」

昔は、わからなかったことが、わかるようになることを成熟と呼ぶのでしょうか。。。

 

見えなかったものが、見える。何も感じなかったことに、涙する。

あのとき、黙って去っていった人の痛みや、わざと冷たく突き放してくれた人の哀しみも、

今だからこそ、わかることってありますよね。

 

主演の黒木華さんは、そんな「わからないことがわかるようになっていく」、

大学生から40代までの女性を演じています。

形から入る茶道を通して、心が成長していく姿を清々しく演じていて、素晴らしかった。

樹木さんと共演されたことは、きっと心の財産になっていくのでしょうね。

 

若い方に、「一緒にいた時間が財産」と思ってもらえるような大人でありたいし、

今の私だからこそ、言葉にできることもあるし、

今の私だからこそ、伝えられることもあると思いました。

 

映画の中で、「梅雨の時期の雨音と秋雨の音は違って聞こえる」というセリフがあります。

そんな風に感じたことはなかった。

この秋は、秋雨の音を心で聴いてみたいと思います^^

 

深まる秋を十分に満喫したいですね^^

 

 

 

 

 

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