最高の人生の作り方 4 | 最高の人生の作り方!烏龍村塾

最高の人生の作り方!烏龍村塾

人間関係の克服・幸せを感じたい・真実の愛を知りたい。「あなたが克服したいのはどれ?」とにかく、人生を変えたいと思う方は多い。でも、どうしたら最高の人生の作れるのか?それを教えているのが、『烏龍村塾』なのである!




最高の人生の作り方
烏龍村塾 No.4
  
「ヤァ!ヤァ!ヤァ!、カエルくん、
この川を渡るのかい?」
  
「なんだあ、サソリくんかあ。」
   
 
と目をくりくりして答えた。
   
  
「そうなんだ、向こう岸にちょっと用が
あってね。」
  

「ちょうどよかった。
 
ぼくも向こうに用があるさかい。

背中に乗せてって
くれないかな?」
  

「えっええ、やだよ。」
  
 
とカエルはすぐに反応した。
 
 
「だって、背中にのせたら、
その毒針でほくを刺すつもりだろう。」
 
 
「とんでもあらへん! 
ぼくは泳げへんのやで。 
 
きみが沈めば、
ぼくも死んでしまうやがな。」
  

とサソリは熱弁をふるった。
  

「そんな刺すなんて、
アホなまねするわけないやん。」
  
 
「だよね、そんなことをしたら、
一緒に川に沈んじゃうもんね。」
 
 
「そうやで、当たり前やん。
オレだって川を渡りたいもん。」
  
 
「分かったよ、じゃあ、
一緒に川を渡ろうかあ。」
 
 
カエルは、
 
  
サソリを背中にのせて、
スイスイと泳ぎはじめたんです。
 

しかし、
 

ちょうど川の中ほどに、
来たところで。
 
カエルは背中に、
激痛が走ったのに、
気がついた。
  
 
「痛ててててて?!」
 
 
たちまち体はしびれて、
全身に毒がまわり。
 
手と足はうごかず、
カエルは川に沈みはじたんです。
  
  
「どっ、どうして… 
  
 
こんなことをしたら、
サッ、サソリくんも死んじゃうでしょう……」
  

「す、すまないカエルくん。
分かっちゃいるけど、やめられへんのや…
  
 
これがオレ(サソリ)なんや……」
 
 
といって、
二人は川底に沈んでしまったのである。
 
 
これは、
 
 
"有名なサソリとカエルの話である"
   
  
ぼくは、この話を読んで、
こう思ったんですね。
 
  
たとえば、
  
 
子どもの将来を、
心配してるのに、
いつもケンカしてしまう親子。
 
 
「お前のためを思って言ってんだよ!」
 
 
と、
 
 
彼女を心配してるのに、
自分の価値観をおしつける彼氏。
  
 
さらに、
  
 
「オレたちは親友だ!」
 
 
といっても、
 
 
影で悪口をいわれたと思って、
言葉のナイフをさしてしまう友。
  
 
人間とは、
 
 
「分かっちゃいるけど辞められない。」

 
という性がある。
 
 
だがしかし、
 
 
「本当は傷つけるつもりはなくて、
仲良くしたかったんだと思う。」
  
 
でも、
 
 
相手を傷つける、
破壊的なパターンを辞められない。
 
そして、最後は一人ぼっちなんて、
よくある人生だよね。
 
 
つまり、
  
 
「パターン認識とは"力"である!」
 
 
認識すれば人は、
変われるし。
 
昨日までの人生が、
これからの延長線である必要はない。
  
  
「あなたの分かっちゃいるけど、
辞められない。」
 
 
という、そんなパターンって、
何がありますか?

 
考えて見てはいかかでしょうか。