映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』を観た感想 | 休日に訪れたい横須賀周辺の名所・食事処

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横須賀在住の横須賀ロランが訪れた横須賀周辺の名所・食事処について、徒然なるままに書いています。

この前の土曜日は、『ヴィンセントが教えてくれたこと』という映画を観に行ってきた。
映画の話題が続いてしまって申し訳ないけど、この作品は現在公開中で、以下では極力ネタバレしないようにしたいと思うものの、前回紹介した映画と違って、劇場で観ることをオススメしたい映画なので、早めにお伝えしておきたかったんだよね~♪
なお、この『ヴィンセントが教えてくれたこと』という作品の詳細については、その公式サイト(http://www.vincent.jp/)や・・・・・・

(映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』 予告編)

このような予告編を参照されたほうが早いと思うんだけど・・・・・・

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(『ヴィンセントが教えてくれたこと』公式サイトより)

この『ヴィンセントが教えてくれたこと』という映画は、アメリカでは昨年秋にわずか4館の限定公開で上映されたものの、幅広い観客層の共感を誘い、批評家筋の絶賛もあり、みるみるうちに2500スクリーンで上映されるまでになったらしいんだよね。
その映画が今年の9月になってようやく日本でも公開されることになり、僕が普段利用している劇場では、先週になってようやく上映が始まったんだけど、実際に劇場を訪れて驚いたのは、僕が普段利用している劇場では客席がそんなに埋まることは無いんだけど、この作品に関しては意外とお客さんが観に来ていて、端っこの席で鑑賞したい僕の場合、一番前のほうの席しか空いていなかったことなんだよね(^^;)


まあ、とにもかくにも、「この作品はどういった内容なの?」と思われた方もいらっしゃると思うので、ネタバレしない範囲で、簡単に紹介させていただくと・・・・・・

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『ヴィンセントが教えてくれたこと』公式サイトより

不良オヤジとその隣に引っ越してきた母子家庭のイジメられっ子の交遊録です(笑)
まさに、コドモな大人とオトナな子供の繰り広げるハートウォーミングストーリー(心温まる話)で、それを聞いただけでも、お好きな方は興味が惹かれるでしょう♪
アルコールとギャンブルに溺れ、周りの人にも嫌われているちょい悪オヤジのヴィンセントが、その家の隣に引っ越してきた母子家庭の、イジメられっ子オリバーの面倒を見ることになり、小学生相手に毒舌を吐いたり、ケンカの仕方を教えたり・・・・・・

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『ヴィンセントが教えてくれたこと』公式サイトより

競馬のオッズの計算の仕方を教えたり、行きつけのバーに連れて行って注文の仕方を教えたりと、一見メチャクチャなことばかりなんだけど、気難しい老人と気弱な少年の間には、いつしか奇妙な友情が芽生えるという・・・・・・

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『ヴィンセントが教えてくれたこと』公式サイトより

とにかく、そういった経緯を経て、最後には心が温まるようなお話なんだよね~♪
ちなみに、話が始まってすぐに出てくるタイトルには『St.Vincent』とあって、そのタイトルを直訳すると『聖ヴィンセント』ということにでもなるんだろうけど、キリスト教に馴染み深い人が多いわけでもない日本では、聖人と聞いても「何のこっちゃ」と、そのイメージがすぐに湧かない人も多いだろうから、実はこの原題はストーリーとものすごく深い関係があるわけだけど、日本で公開するにあたってタイトルを『ヴィンセントが教えてくれたこと』に直したのは、僕としては非常に巧いなあと思ったんだよね。


まあ、そういったお話ではあるんだけど、この作品は、何と言っても・・・・・・

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『ヴィンセントが教えてくれたこと』公式サイトより

主人公のヴィンセントを演じるビル・マーレイの演技が秀逸すぎて、この人以外がヴィンセントを演じたとしても、こんな映画はできなかっただろうねo(*^▽^*)oあはっ♪
僕個人としては、大好きな俳優・火野正平あたりが日本版のリメイクで、このヴィンセント役を演じてもピッタリとハマるような気はしたけど(笑)、気難しくてぶっきらぼうで、酒やギャンブルなどが大好きで、それでもお茶目で憎めず、垣間見せる優しさだとか、猫ちゃんにも愛情を注いでいて(実は猫ちゃんの他にもものすごく愛情を注いでいる相手がいるわけだけど、それは作品を見てのお楽しみということで)、そうした全てを見事に演じきるって、これは誰にでもできる役では決してないよね(^-^)
それなりの人生経験と、その人が培ってきたキャラクター、そういったものを全て投影しないと、このヴィンセントという人物は演じきれなかっただろうし・・・・・・

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『ヴィンセントが教えてくれたこと』公式サイトより

大体、気難しそうだけど、こんなお茶目な人って、なかなかいないでしょ♪
ぶっきらぼうだけど憎めない、そうした彼の一番の魅力はどこにあるのかな~?と考えた場合、これは完全に僕の主観だけど、彼の中に、誰に対しても差別の目が無いってことにあるんじゃないかなあって、思ったりもしたんだよね。
つまり、人って、世の中でうまく生きていこうとする時、自分で意識していようがいまいが、相手の立場や肩書だとか、男性か女性かだとか、年齢がどれくらいかだとか、そうしたことを考慮しながら、それに合わせた発言だとか態度をとってしまったりすることも多々あるでしょ・・・・・・実は僕、そうした相手によって発言や態度を変えるような人間が大嫌いで(苦笑)、相手がどんな立場や肩書、性別や年齢だとしても、
このような発言や態度に対しては、このように返すといった、そうした意味での一貫性を持った人間に魅力を感じたりもするし、自分もそうなりたいと思っているから、相手が子どもであろうと“夜の女”であろうと、普通の大人達と差別なく接するヴィンセントのような人間には、ある種の共感を覚えたりもしたんだよね~\(o⌒∇⌒o)/
(そうした不良ジジイが主人公の話であるにもかかわらず、実際に劇場で鑑賞していた方々の客層を見てみたら、逆にものすごく真面目そうな方や、おとなしそうな高齢者の方々が非常に多かったりしたのも、すごく印象的でしたo(*^▽^*)oあはっ♪)


また、この作品では、もちろん他のキャストも、しっかりハマっていて・・・・・・

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(『ヴィンセントが教えてくれたこと』公式サイトより)

もう1人の主人公でもある、イジメられっ子の少年オリバー役のジェイデン・リベーラーも、その役を演じきろうと・・・・・・

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(『ヴィンセントが教えてくれたこと』公式サイトより)

体当たりで演技している姿が、本当に印象的だったし、そのお母さんのマギー役を演じたメリッサ・マッカーシーも・・・・・・

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(『ヴィンセントが教えてくれたこと』公式サイトより)

複雑な事情を抱える役どころを、しっかりとこなしていたように思うんだけど・・・・・・

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(『ヴィンセントが教えてくれたこと』公式サイトより)

僕的には、“夜の女”ダカ役を演じたナオミ・ワッツが、これまたビル・マーレイと同様に、その役に完全にハマっていて、本当に素晴らしいなあと思い・・・・・・

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(『ヴィンセントが教えてくれたこと』公式サイトより)

その詳細な設定を話すとネタバレするので、あまり詳しくは書けないんだけど、色々な問題を抱えつつも献身的な、“夜の女”にしか見えなくなってきたんだよね~♪


いずれにしても、この・・・・・・

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(『ヴィンセントが教えてくれたこと』公式サイトより)

『ヴィンセントが教えてくれたこと』という映画は、その設定からしてコメディ感が感じられるものの、笑いだけでなく、涙を誘うシーンもあったり、心温まる場面も多い、いうなればハートウォーミング・コメディというジャンルの作品だと、僕は思ったりもするし、ハリウッドの大手映画配給会社が製作した作品は最近本当につまらないなあと感じている方などには特にオススメで、派手なアクションシーンや壮大なスケール感は無いかもしれないけど、映画という娯楽の意味を再認識させてくれるうえに・・・・・・

(映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』 特別映像)

最後はこのように、ビル・マーレイがボブ・ディランの名曲を超テキトーに歌うシーンで終わるというお気楽な感じが、本当に気持ちの良い作品なので、興味のある方は是非、お近くの劇場へ足を運ばれて、実際に御覧になられてみてください(^-^)
(今回もかなり文字数の多い記事になってしまったので、今日はこの記事のみで終わらせていただきたいと思いますm( __ __ )m)



※ 余談

本当に些細なことかもしれないけど、昨日はちょっとイイことがありました(^-^)
僕は普段、スタバでコーヒー豆を買うことが多いんだけど、さすがにずっと同じ銘柄ばかりというのも飽きてしまったので、昨日はタリーズに寄ってみたんだよね~♪
で、2種類のコーヒー豆に絞り込んだものの、どっちにしようかな?と決めかねていたところ、店員さんがやって来て、「私、どちらも飲んでみたんですけど、今年はこちらの出来が良かったみたいで、個人的にはこちらのほうが美味しかったです」と勧めてくださったので、そこは素直に、「それじゃあ、こちらのほうをください」と・・・・・・

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グアテマラ産のコーヒー豆を1200円くらいでいただいたんだよね~\(o⌒∇⌒o)/

そして、会計の際に、キャンペーン中とのことでスクラッチカードと小銭を渡され、その場でこすってみるとA賞と出てきたので、「な、何だ?」と思っていると、「おめでとうございます~。1500円分のグッズと交換できます~」とのことだったので・・・・・・

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ジャ~~~~~ン!

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タリーズのコーヒーサーバー(1230円)と・・・・・・

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タリーズの計量スプーン(360円)をいただいちゃいました♪((O(〃⌒▼⌒〃)O))♪
(差額の90円はお支払いしました)
たまには、いつもと違うお店を利用してみるというのも、変にこだわりを持たず、店員さんのオススメに素直に従ってみるのも、イイことかもしれないねo(*^▽^*)oあはっ♪