【名誉外信記者団:liumeiuru84さんが訪れた「江原道・原州Vol.3」】
江原道・原州プチ旅-③体にいい「皇后」の発酵チョコレート
幸邱洞カフェ通りの近く、星門寺(ソンムンサ)入口までのバスが通る道の途中にあるのが発酵チョコレートのお店「皇后(ファンフ)」です。チョコレートってカカオ豆を発酵させることで独特の香りと味が出ると検索して初めて知ったことなのですが、こちらのチョコはハンアリ(甕)に入れて長い時間をかけてさらに発酵させたチョコレートを食べることができます。
外観、実はソウル初の西洋式ホテルとして建てられたと言われるソンタクホテルを模しています。ソンタクホテルは市庁近くの貞洞(チョンドン)にあったホテル。朝鮮王朝第26代王様だった高宗(コジョン)の側にいたフランス系ドイツ人のソンタク婦人がプロデュースしたことで知られています。
お店は建物の2階。1階は作業場になっています。
こちらは手作りチョコで、大小さまざまなハンアリに入ったものを販売しています。朝鮮王朝~大韓帝国時代のお姫様や王様の名前がつけられたチョコは全部で12種類。高麗人参エキス入りやドライフラワー入りの珍しいチョコもあります。
ハンアリに入ったチョコというのがとても韓国らしいということで、口コミでじわじわと人気アイテムに。原州のシティツアーバスのコースの中にも組み込まれて訪れるお客さんも増えたそうです(2016年3月現在、2016年度のシティツアーバスはまだスケジュール調整中とのこと)
お店の隅には発酵中のチョコの様子が見られるハンアリのサンプルが置いていあります。
ガラスのふたをのぞくとこんな感じ。
「皇后」は「ソンタクカフェ」というカフェにもなっていて、こだわりのコーヒーを飲むこともできます。お店の奥さんがチョコレートを作り、旦那さんがコーヒーを担当しています。
今回はチョコ5種類の味見とコーヒーのセット(10,000ウォン)を注文しました。チョコは80g(一口サイズが15個くらい)で25,000~39,000ウォン。
この日はチョコレート担当の奥さんがソウルに出張で不在。旦那さんは6ヶ月のお子さんを連れての営業で、赤ちゃんの世話で頭がいっぱいな感じでして(笑)チョコの種類などを教えてもらうのは次に来る機会があった時で、と黙って食べました。
そんな忙しい中、ちびっこと2人で5種類の味を楽しめるようにとナイフを渡してくれました。
このホワイトチョコ、チーズの味がしましたよ。濃厚なチーズと生チョコを同時に食べているような不思議な味でした。
エスプレッソの機会がまだ電気入れたばかりで使えない、とのことでドリップコーヒーを入れてくださいました。カップ&ソーサーは旦那さんの作品だそうです。
陶芸をして23年、お店には彼の作品も並べてあり、購入可能だそうです。色がきれいですね。
原州シティツアーバスに乗れば、体験プログラムとして1人10,000ウォンでチョコレート作り体験ができるそうです。早くシティーツアーバスの日程が決まるといいですね。
http://map.konest.com/dloc/400431/526690/11
81-1か81番のバスに乗り「星門寺入口(ソンムンサイック)」で下り、そこから来た道をもどるような感じで坂道を下りていくとあります。
■■原州へのアクセス■■
【交通】
清涼里駅からムグンファ号で約1時間10分。ITXセマウル号で約1時間
ソウルの高速バスターミナル、または東ソウル総合バスターミナル
から高速バスで約1時間30分。
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