最近、1年は早いと思うようになった。
自分の中で由宇人の闘病と震災の記憶が
良くも悪くも大きな荷物として脳のスペースに
ずっと置かれているからだろう。
毎年この時期に大学病院の前を通ると
入院をしていた頃を鮮明に想い出す。
青白い顔でウルトラマンのDVDを見ていたこと。
水分と塩分制限のためちょっとづつしか飲み物を
飲めずに大泣きしていたこと。
重篤な心不全のため、食べたものをすぐに吐いてしまっていたこと。
ICUで死にかけていたこと。
補助人工心臓を装着し、奇跡の復活を遂げたこと。
忘れたくても忘れられない。
忘れるつもりもない。
これからも決してキレイごとだけではなく
不安や厳しいこともあるかもしれない。
それでも由宇人が元気でいてくれることは
このうえなく嬉しい。
家族やいつも気にかけてくれる友人知人に感謝します。
僕ができないことをいつもしてくれてどうもありがとう。
9月末に行ったバイオプシー(心筋生検)の結果は
ひとつだけ気になる要素がりましたが
心筋の動きも良く、拒絶も診られず問題ありませんでした。
ただし、今後も合併症に十分気をつけながら
生活して行かなければなりません。
あの時みなさんに救っていただいた命がこれからも
輝けるように見守っていただければ幸いです。
手づくりザーピー(PIZZA])をつくりました。
免許書を取った時のような表情だね。
そして・・・現在の僕の活動があるのは
あの経験があったから。
大きな試練でもあったけれど感謝。
そんなセンチメンタルジャーニーな気持ちになってしまう
11月は個人的に憎らしいけど愛しい月なんです。
そんな11月に、僕らは移植を経験した仲間たちに会うために
長野県小布施へ行ってきます。
第9回ハートtoハート
http://www.heart2heart-npo.jp/news/335/
移植が、僕らの子供たちの未来の友達を救う。
そんな意識が日本の社会に浸透すればいいと本当に思う。
しゅんすけくん、よかったね。
次はるいくんが元気になる番だね。