こんにちは。帰省中でダラダラしてます。

友人らとカラオケに行くときってなかなかウォーミングアップができませんよね。
最初から「今日は一日カラオケで歌う!」って予定であれば、出かける前にボイトレのメニューを一通りこなしておくなど対策が建てられますが、突然行くことになるときもままあるかと思います。

さてそんな時、簡単に出来るウォーミングアップです。
まず第一に、最初に歌わない。
そして、友人が歌っているのに合わせてマイクを使わず「小声で歌う」。

それだけ? って思うかもしれませんが、4、5人で入った時などはやる、やらないでかなり声の出方が変わってきます。
注意としては、ちょっとあくびの状態をキープし続けること、そしてなるべくオク下にはならないようにすることです。低音と高音を行き来しないと効果が出にくいんですね。
女性が歌ってるときも男性はなるべく同じキーで、「歌えない」って言う人は歌える音量まで声を小さくしてみましょう。
女性は男性が歌っているときはオクターブ上のほうが良いかもしれません。

とりあえずはこんなところで。
ついに花粉が絶賛拡散中ですね。
花粉症の自分はこの時期が一番苦手です。いっそ引き籠もりたい……。

よく声を使っている方はわかると思いますが、この時期喉が重く感じたりしますよね。
これ、実際に声帯が腫れちゃってるんです。
くしゃみなどで物凄い勢いの空気が頻繁に声帯にぶつかりますから……。

症状がでるまえに耳鼻咽喉科行ければ、その年はだいぶ症状が落ち着くのですが、今年は一歩遅れました;
なんとか吸入器と鼻うがいでのりきります。

吸入器はほんと効果がありますよ。花粉を洗い流せて、声帯も潤してくれるスグレモノです。
ボイスユーザーには必需品かもですねw

僕が使っているのはこれです
オムロン 吸入器 NE-S19/オムロン
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朝起きて使うと鼻と喉がすっきりして快適です。
この時期は稼働率が跳ね上がります。

それではー。

個人的に地雷だと思ってる方の特徴を書いてみます。
といっても総数はそこまで多くないので参考程度に。

1,姿勢をものすごくシビアに指摘する。

例としては発声してるときに壁にかかと、尻、背中(肩)、後頭部をつけさせたりするタイプ。
正しい姿勢は筋肉への負担が最小限になるため、理論的に声は出しやすくなるはずなのですが、正直からだが歪んでいる人がほとんどな現代、これをやると大抵首や肩が緊張して終う人が大半です。使ってないせいで弱っていたり、普段取らない姿勢をとるために、支えている筋肉がガチガチになることが多いです。加えて言えば、ボイストレーナーは姿勢の矯正が本業ではありません。指導された姿勢が正しいものという証拠はどこにもないんですね。
素直に整体(これもまたピンキリなのですが)やらピラティスやらで直した方が数十倍効果的でしょう。
いきなり完璧を求めるのではなく、少しづつ自分の体に合わせて矯正しないとどこかに負荷がかかるのは当たり前ですね。


2,いきなり声量を求めてくる

ある程度はしょうがないとは思いますが、声にはウォーミングアップが必要です。
それに声を出し馴れていない人は当然発声に関係する筋肉も相応の状態になっていますので、目覚めるのには時間がかかります。
他にも、体格の良い人に対して「楽器はあるんだから出ないはずがない」といったようなことを言ったりして、延々と声を張らせ続けるようなタイプもこれに該当します。


3,一に腹式、二に腹式、三に腹式

これは最近はある程度認知されてきたことかと思います。
必須技能だとは思いますが、腹式呼吸そのものは発声に直接的に関係ありません。
間違っても腹式呼吸ができたからと言って、腹式呼吸を使って声が出せたからと言って、声域が広がったり、スタミナが格段に向上したりなど、発声が変化することはありません。
声帯が振動する際、ベルヌーイの定理というものが働いていますが、これを曲解した結果
「強い息を使えば声帯が勝手に閉まるから喉は使うな!」と指導する方もいらっしゃいます。
ネットのおかげで知識が簡単に手に入るようになった弊害ですね。
詳しくは別項で書こうと思います。
一つだけ書くとするならば、強すぎる息をぶつけると声はひっくり返るもしくは割れてしまいます。
必要なのはコントロール性であり、その点腹式呼吸は歌唱や演技に適していると言えますが……。

続きます
うわー存在をすっかり忘れていました。
実はボイトレ通い始めてそっちに夢中になってたんですよね。
これまで大手チェーンのスクールや、声楽、ミュージカル、演劇、ポップスといろんなトレーナーの方に教わってきたのですが、
(恐らく20人は超えていると思います)
結局発声は良くならず、喉壊してばかりだったので、ボイトレ業界そのものに強い不信感があったんです。
しかし独学で行うにもそれぞれのメソッドをきちんと理解していないと難しく限界を感じていましたので、なんとか気持ちを切り替えて再び通い始めたんですね。

結果はといいますと……






いやぁ、居るんですねきちんとしたトレーナーさんって。
流石に一回のレッスンで高音が1オクターブ伸びたとかは無かったのですが、声の出しやすさが以前とは比べものにならないくらい変わりました。
昔通ってた所は
「姿勢! 腹筋! 強い息! 喉解放! 頭(鼻)に響かせろ!」
だったので、どう頑張っても体がガチガチ腹筋ギチギチ息だけ強いハイパー張り上げ君でした。

僕は演劇の方なのでよく
「歌と喋りの発声は違う」
ということも聞いていたのですが、それは単に言ってる方も言われている方も歌や演技(話法)は教えられても発声が教えられない人だったんだなぁと今では思います。

これからはちょこちょこ発声に関してのことを書いていきますので、よろしくですー。

それでは。
現在自分の発声に不満があったり、どうしてもすぐに声がかれてしまう人など、僕と同じような悩みを持つ人は大勢いると思います。
僕がやってきた間違った練習法や逆に効果があったトレーニングなどを紹介することで、そんな人の助けに少しでもなることが出来ればうれしいです。

逆にこんなトレーニングは効果があったよという情報も大募集中です。

これからよろしくお願いします。