薬剤師ってたまに「先生」を付けられて呼ばれる事あるんす。
なんか違和感…。
横鹿(よこしか)は新卒で
製薬会社の研究所に入ったのですが、
そこでは室長・部長・次長とかも全て身内の中では「さん」付けだったのです!
500人位(居たらしい…)働いてるのにどんなに偉い人でも全員「名字+さん」!
例外は常務のみ!
➡これは本社レベルで役員なので当たり前か…。
本社や他社さんとの会議では、立場を明確にするため「室長」はさすがに付けてましたが…。
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だからなんか変な感じ…。
横鹿(よこしか)にとっては
何かを教えて頂く方か
医師・弁護士・代議士位までのイメージなんですが…。
薬局で薬剤師として働く様になってから
『?』
で。
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ドラッグストアに勤めていた時は
強制的に義務化されてました。
まぁ
これは
他の薬の事が分からない従業員と
区別して、お客さまに安心感を持たせる目的も
あるので仕方ないかなとは思いました…。
でもさ、調剤薬局なら薬剤師か事務さん。
名札にもどちらか書いてあるし
厚労省から服装も(白衣の色とかね)変える方が良いと推奨されてるし
実際そういう所も増えつつあります!(大手が多いな…)
それなのに…。
まずメーカー(製薬会社の情報提供者)・
問屋さん(特別なお薬を管理するので数は少ない)はもれなく
薬局の人には全て『先生』付け…。
➡多分、指導されてる…。
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私が管理薬剤師やった時は
もう「先生、先生!」って…。
(それまでは忙しさの中で
代表して対応する事が無かったので
余り気にならなかったのかも)
でもその内
色々聞き込んでみて(直接メーカーにも!)分かりました!
「先生」って付けられて喜ぶ事が多いんですって~~
むしろ付けないとお薬とってくれなくて意地悪する人も居るんですって~~
『ぎゃーっ!』


って感じ…。
それを聞いて以来、
『じゃあ、仕方ないね…。大変だね…。』
と同情に変わりました…。
…………………………
そうだ、思いつきました。
いきなりで、届くかどうかも不明ですが言っておきます!
『アレフレッサさん!
スズケンさん!
メディセオさん!
東邦さん!(主に)
いつもありがとう御座います!』

『反応が薄い薬剤師ばかりではありますが
みんな感謝してます!本当です!』


『メーカーのMRさん!
愛嬌のない薬剤師ばかりではありますが
いつも本当にお疲れ様です!
そう、余裕があれば言いたいんですよ!
本当は…』

〈解説〉
MR : 製薬会社の情報提供者。
お薬を正しく使って貰うため、懸命に医師や薬剤師の所を説明してまわる方々。
正しく自分達の薬を使って貰わないと死人が出る➡報道される➡本当は良い薬でも使いづらくなる➡売上が下がる
という負のスパイラルを防ぐため為頑張っている。
…………………………
いやね、実際、
『初回からこの量はあり得ないから…』
とか
『専門じゃないのに、この薬出すの危ないんだけど…!』

ってこと多いんですよ…。
疑義照会しても
絶対聞き入れてくれない医師もいて…
まぁ、しっかり
「用法・用量、処方医に確認済み」
って書かせて頂きますが…。
本音は
「薬剤師ごときの事なんか聞いてられるか!」
って感じなんでしょうね

本当に危険な場合
メーカーのMRさんに頼んで説明して貰います。
「それ、本当にヤバイです!」

って。
それでも
どこかの病院でやってしまって問題になりましたよね。
あれも病院の薬剤部が
本当にやめて下さいと何回も進言したそうです。
(業界狭いので、知り合いの知りあい位で、たどり着く)
なのでMRさんには頑張って欲しいです。
しかしこのMRさん、文系出身の方が多いんですよ。
➡ほら、カラ松や一松タイプ(上から目線とコミュ障)だとお話にならないでしょ…。
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それでも、その
「先生と呼ばれたがりの薬剤師」
を有り難がる患者さんもいるのも事実なんですよね~
世の中よく分からん…。
今回はこの辺で失礼致します。
横鹿(よこしか)