時々
投薬時(とうやくじ)に患者さんから
「そんな事言ったって、薬剤師って薬飲まないんでしょ~?」
と言われる事があります。
投薬(とうやく)
➡処方されたお薬を患者さん(又は代理の方)に渡しながら説明し、服用するにあたっての疑問を解決する作業。
『薬を投げるって書くのってどうなの?』


って感じるけど、昔からこう言うんです……。
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話を戻して
専門家は薬を飲まないみたいな本が流行ったせいなのかは分かりません。
横鹿(よこしか)はその本の内容も知らないのでコメント出来ないのですが
取り敢えずその患者さんの質問には
『えっ?全然飲みますよ~』

と明るく答えます。
患者さんは「えっ?」て表情なさいますが本当なので。

多分
「飲む派」と「飲まない派」
に別れるんだと思います。
…あと「基本、漢方派」ってのもいらっしゃいますね。
薬剤師になったのは
自分で判断して薬が飲む事が出来るっていう点に惹かれたせいもあります。
横鹿の場合
肩凝りが酷く
頭痛・胃痛➡吐きけまでなります。
仕事に支障が出る位です。
マッサージ、針、ストレッチなど試しましたが遺伝もあるみたいで…駄目です……。
ストレスが大きくなると
吐きけが止まらず
流石に心配になって受診し
胃カメラも飲みました。
(➡勿論、妊娠や他の可能性は排除されてから)
鼻からのやつだったので少しは楽かと…。
念のため組織も採って貰って
ピロリ菌の有無まで調べて頂いた位です。
横鹿(よこしか)は基本
お酒も煙草もやりませんので多少の炎症の後はあるものの
胃はキレイとの事。
きしつ的なもの
まぁ つまり
ストレスが胃に来るってタイプらしいのです。
(因みに、この医師のカメラさばきが素晴らしく見とれました……)
こうなると
筋肉の緊張をほぐす薬や
軽い鎮静剤・鎮痛薬の合わせ技が効果的。
寒さも緊張を誘発するため駄目です。
そう分かると、自分で判断して飲めるのです。
同僚も
「積極的に飲む派」
「必要なら飲む派」
がほとんどです。
これは正しい知識と
実際に患者さんとお話しして
こんな症例にはこんな薬が効くとか
沢山の情報を持ってるから出来るのです。
薬剤師間であれが効いた~とか
これも良いみたいよ~と
情報交換もしたりします。
勿論
そのリスクも計算に入ってます。

食品でも酷いアレルギーがあれば生死に関わる事もあります。
(小麦粉とか甲殻類とかありますよね)
それなら
薬だって平気な人は全然平気
駄目な人は何種類も蕁麻疹(じんましん)が出るとかあって当然です。
逆に
「絶対飲まない」という薬剤師は
『職業として』薬剤師を選んだ方なのでしょう。
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まぁ
それも有りっちゃ有りですが
興味がない事に そんなに時間とエネルギーをかけられるなんて
尊敬するし 頭脳明晰ですよね~。
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それでは
今回は この辺で失礼致します。
横鹿(よこしか)
