さて、私(私達)がよく、ランチやお茶してる時盛り上がってしまう話題…。
…怪しいです。
とある普通に女子達が集うイタリアンでのランチ。
友達「お疲れ~」
横鹿『お疲れ~』
友 「これ~例の~。確かめて~」
彼女はロクシタン(➡ここは女子力平均値)の紙袋を私に手渡します。
横 『了解~』
私は奥の方がよく見えないため上の箱を取りだします。
箱のままの薬
(業界の方以外はほとんど見る事は無いですね)、
ゴムで束ねられたヒート(薬のシートの事)の山
一応、人目に付かぬように数えます。
➡薬の密売人にも見えない事もない光景!
横 『確かに~伝票回しとく~』
同じ系列店では在庫を増やさないため、出なくなった薬のやりとりが行われます。
パソコンで在庫状況を管理してる所がほとんどなのでどこに何があるか分かるのです。
通常は社内便的な物で移動させるのですが、急ぎの場合お互いの社員が会って渡す場合もあります(ただし、特別な薬は除く)。
友 「助かったよ~1人の為に在庫してたんだけど引っ越しちゃってさ~」
ただ1人患者さんの為に在庫することも多いのです。
横 『うちの病院、この専門医来てるから出るんで問題ないよ~』
門前薬局(病院付近の薬局)では、処方もとの病院をこう言ったりもする。
友 「いやさ~そっちって麻薬ある?」
横 『うん、あるよ。そこそこ動いてるよ』
友 「……うちも出ることになっちゃってさ~面倒この上ないよ~」
横 『うわ~それはお気の毒~』
友 「管理が~」
横 『だね~』
横 『うちもさ~この間新人がさ~分包中に1錠無い1錠無いって大騒ぎでさ~』
友 「えっそれでどうしたの?保健所?」
横 『それがさ、あったの…蓋に付いてたんだよ~大騒ぎだよ~』
友 「っだから麻薬やなんだよ~」
とてもとても管理が厳しいのです!
横 『金庫がいまだにすぐ開けられないしさ~』
とても頑丈な金庫に入れてあるのです!
たった1錠しかなくとも!
2人でパスタを押し込みつつ無難な会話の後…
友 「そう言えばさ~見た~?あの脱法ハーブの事件~!(今は危険ドラッグでしたっけ)」
横 『見た見た~あり得ない~!』
横 『あんな治験(臨床試験)も安全性もみてない物質!恐すぎ!』
友 「だよね~だよね~」
友 「どんな後遺症残るか、データも無い怪しげな物なんてどうして使うかな~?」
横 『あんなのさ~覚醒剤をちょこっと変えて合成してさ~、きったない所で作って不純物だらけのを振りかけただけでしょ~』
友 「そっだよ~!脳ミソ腐るわ~こわ~」
友 「そんなんだった、ちゃんと副作用のデータ揃ってるやつの方がまだまし!」
➡でも絶対手は出さないけどね!馬鹿馬鹿しいので!
とまぁ、こんな会話で盛り上がってしまいます。
そして…ふと気が付くと、周りの視線が痛いかも…って状況に……
『あっ、やっちまった…』
人数が増えて、電車の中でやってしまうともう悲惨。
サラリーマンのお父さん方の視線が痛い痛い!
周りには空間さえ出来てます。
誰々に彼氏できたって~?
とか彼氏とすれ違いで~とか
あそこの服可愛いよね~とかで盛り上がらず(多少はします)、
➡こんな可愛い会話でのうるささならサラリーマンのお父さん方だって『引いた視線』は送らないでしょう…。
こんな話題で盛り上がってしまうのってどうですか?
変ですかね~?
でも、そんな失敗にもめげず、横鹿は仲間が大好きです。
今回はこの辺で失礼致します。
横鹿(よこしか)
