「家庭の味」みなさまは、ありますか?
主人の実家では、おばあちゃんの代からずっと
年越し蕎麦は「焼きそば」だったそうです。
おばあちゃんから受け継がれる「焼きそば」を
お義母さんから私(と主人)に、教えてもらいました。
代々伝わる?年越し焼きそばレシピを書き残しておきます。
〜材料:5〜6人前〜
◎出汁用◎
鶏ガラ 1袋
昆布 2本
鰹節 1袋の半分ちょっと
◎具材◎
たけのこ 1袋
干し椎茸 3個ほど
玉ねぎ 2個
なると1本
豚肉の切り落とし(油が入って美味しい)350gほど
◎味付け用◎
黒胡椒
醤油
めんつゆ(具を煮る時)
ごま油(香り付け)
①鶏ガラを大きな鍋に入れて沸騰直前で取り出します。
一度お湯を捨てて、鶏ガラの血などを洗って、
鍋の半分ほどのお湯を入れて、もう一度沸騰させます。
アクが出てくるので、適宜取り除きます。
弱火にして、理想は2時間ほど、コトコト煮込みます。
鶏ガラを取り出す際も、ガラだしをしっかり水切りします。
②昆布を鍋に入る大きさに切って、浸しておきます。
干し椎茸を水で戻しておきます。
③具材を刻みます。
基本は細長く切ります。たけのこの穂先は三角のままで大丈夫。
お肉も小さめに切ります。
④昆布の鍋に火をかけ、沸騰する直前で鰹節を投入します。
沸騰したらしばらく置いて、鰹節をキッチンペーパーなどで漉します。
(こすのはやってもやらなくても。高級料亭などはしないそうです)
⑤鶏ガラスープ(①)と昆布鰹節だし(②)を1:1で鍋に入れて
椎茸の戻し汁と一緒に混ぜます。
⑥お肉を入れてほぐして、残りの具材を全て入れて
めんつゆおたま1杯半くらいを入れます(味を見て調整)
40分〜1時間煮ます。
ーここまでを、前日までに仕込んでおきますー
具材に味が染み込みました。
玉ねぎもほぼなくなりました。
大きな鉄のフライパン、登場です🍳
⑦具に黒胡椒を入れて、火にかけておきます。
フライパンに油を注いで、煙をだします。
十分に熱されたら、麺を入れます。
ほぐす時に、香り付けのごま油もしくは油を入れながらほぐします。
⑧解れて麺も少し焼けてきたら
具の汁をおたま2杯ほど入れます。
具もおたま1杯ほど入れてよくかき混ぜます。
⑨醤油をぐるっと2周ほど混ぜます。
白っぽい色があるところや、味を見て薄いようなら、
少し追加します。
しばらくかき混ぜたら、お皿に移します。
残った具材を上に載せて、
完成です
これで、焼きそば10玉分です。
少し冷まして、夕飯の前におばあちゃんの仏壇の前で
ビールと一緒に乾杯。おばあちゃん、初めて作るお味はいかがですか?
両親にも、美味しい、よく出来ている、とお褒めの言葉をいただきました
家庭の味、無事に伝承されました
実家の大きな鍋や大きなフライパンで作ったからこの味が出た、
という言い訳をしないように、美味しくできるように定期的に作ってみたいと思います。
この焼きそばは、お義母さんの知り合いの喫茶店で
毎週金曜日の企画料理として出していたらしく、
大変好評だったようです
美味しいですもの、頷けます。
出汁(ダシ)は、いろんな料理に使えるので、
取っておくのもいいかもです。
太麺で作っていました。
祖父母が長崎にいたというので、
ちょっとちゃんぽん麺系が入っているのかもしれないですね。
今回の帰省はこの伝承焼きそばを大晦日に家族みんなで食べれて
レシピも教えてもらえたので、かなりありがたかったです