皆さん、アンニョ~ン^^
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書斎に引きずり込まれたジュン
怒りに任せ、ジュンに向かって
手当たり次第に物を投げつける父
蘇る恐ろしい記憶に苦しみながら
ジュンは必死に父の手を押さえていた
床に倒れ込んだジュンに向かって
父が襲い掛かろうとしたその瞬間!
ジュンワンが書斎に飛び込んで来た
ジュンワンの姿を見るや否や
父は急に大人しくなった
弟を助け起こして部屋の外に出すと
ジュンワンはドアの鍵を閉めた
そして、父の胸ぐらを掴んで問い詰める
自分の知らない所で
こんなことをしていたのか?と
警告しただろう!?
ジュンに手を出すなって!
そう言うと…
父を机の上に投げ飛ばした
痛みに苦しむ父
すごく弱くなりましたね、
胸が痛むよ
疲れませんか?
もうやめてもいいじゃないですか?
どうかもう…やめろよ!!!
ジュンワンの怒鳴り声が
ドアの外にも聞こえてきたが…
ジュンは動くことができなかった
そこへ母が帰って来た
ジュンワン!ドアを開けてちょうたい!!
と、何度も何度も叫びながら
半狂乱になってドアを叩き続ける
あの日と同じだ!
あの日以来、ジュンワンは
氷みたいになってしまった
笑いもせずに…
ブツブツとそんな言葉を呟きながら
ガタガタ震える母を見て
ジュンは今と同じ光景を思い出した
鍵の束の中から書斎の鍵を探して
ブルブル震える母の手を…
狂ったようにドアを叩き
ジュンワンの名前を叫び
幼いジュンが呼んでも振り返りもせず
ただただ、ジュンワンだけを
心配していた母の姿を…
母はどこかへ電話をかけ
どうか助けて下さい!
と、泣き叫んだ
そんな母の姿をジュンは
黙って見ているしかなかった
その頃
家にいたスヒョンに
ソビンから電話がかかってきた
ジュンはもう帰って来たか?と
連絡が取れなくて心配しているソビンに
戻って来たら電話するよう
伝える…と、スヒョン
先輩…
時々、ジュンが遠く感じるんです
私は近付きたいんだけど…
ジュンがそれを
望まないんじゃないかなって
心配になるんです
小さな声でそう呟くソビン
待っていれば…ジュンがもっと
近付いて来るんじゃないか?
ジュンはそういう子だろ?
スヒョンの言葉にお礼を言うと
ソビンは電話を切った
ジュンワンに家まで送ってもらったジュン
父さんはどうなるのかな?と呟いた
罰を受けるだろうと言うジュンワン
母は警察に電話したのかな?
世間も知ることになるだろうし
お前にも迷惑がかかるだろう…と
傷だらけの幼いジュンを見て
父の暴力から弟を守ろうと決心した
ジュンを家族から遠ざければ
守ることができると信じていた
そう話すジュンワンの頬を
涙が伝って落ちた
ごめんな…
それがお前を辛くさせてしまった
お前は明るくて可愛い子供だったのに
ポロポロと涙を流す兄を見て
今でもすごく可愛いよと微笑むジュン
心配しないで
全部捨て去って
たくましく幸せに生きるから
何もなかったみたいに
そう言うとジュンは
兄の心配をした
今まで自分を押さえて
親の言いなりに生きて来たのに
これからどうするの?と
兄さんもやりたいことをやって
生きてほしい
恋愛もして…と
車から降りたジュンは
今までの事を思い出した
ジュンワンと別れる時はいつも
自分が先に去っていた事を…
ジュンは車の窓を叩くと兄に言った
先に行けよ
いつも僕が先に行ってただろ?
行ってしまうまで見てるよ
ジュンの言葉にニッコリ微笑むと
ジュンワンはゆっくりと車を出した
ジュンは車が角を曲がるまで
ずっとその場所に立っていた
歩きながらジュンはずっと考えていた
兄はジュンを守るために
ジュンから憎まれても
何を言われても
黙って耐えていたのに
自分はただ憎むだけで
何も知ろうとしなかった
今まで兄に向かって放った
たくさんの憎しみに満ちた言葉が
記憶の波のように押し寄せて来る
表情一つ変えず
この言葉を受け止めていた
兄のその心は…
どんなにたくさんの血を流していたのだろう?
部屋の前に立ったジュンは
ドアロックに伸ばした手を止めると
しばらく迷ってから
インターホンを押した
ドアを開け、出迎えてくれた
スヒョンの横を
何も言わず通り過ぎるジュン
大丈夫か?
ソビンがすごく心配していたぞ
スヒョンの声を聞いた途端、
ジュンの瞳から涙が零れ落ちた
押し殺したような泣き声が聞こえる
驚いてジュンに駆け寄るスヒョン
何があった!?
何も答えずただ泣き続ける
ジュンのその肩を
スヒョンはそっと抱き寄せた
それから三日間
ジュンはずっと眠って…
起きても静かに泣いて…
そんな毎日を送っていた
スヒョンはそんなジュンを
何も言わず見守って
ソビンはジュンからの連絡を
ただ待ち続けていた
そして、四日目の朝
スヒョンは眠っているジュンに
声をかけようか迷いながらも…
結局、何も言わず学校へ向かった
授業を終えたソビンを
教室の前でスヒョンが待っていた
ジュンがいないから
ソビンが一人だろうと思って…と
ジュンの代わりに先輩が
私とご飯を食べてくれるの?
二人が親しくなるなんて
思わなかったわ
と、微笑むソビンに
らしくなかったかな?
と、呟くスヒョン
そして
自分がジュンの家にいるせいで
不愉快じゃないか?と尋ねた
いいえ、心強いです!
ジュンの側に先輩のような人がいるのは
すごく心強いです
私が側にいない時でも
ジュンの側に先輩がいるから…
ジュンが先輩と笑っていられるから
ソビンはそう言った
好きっていうのは
そういう事なのかな?
自分が側にいなくても
その人が幸せでいるよう願う
スヒョンのその言葉に
ソビンが尋ねる
先輩にはそういう人、
本当にいないんですか?
それが気になるわけじゃないだろう?
どうして聞かないんだ?
ジュンがどうしているのか
言えば…
もっと会いたくなるから
並んで歩くスヒョンとソビン
ジュンの事はあまり心配するな
スヒョンがそう言った時…
ジュン…じゃないよね?
ソビンは目を細め、足を止めた
スヒョンがその視線を追うと
そこにジュンの姿があった!
足早にジュンが歩いて来る
ソビンに向かって一直線に
そして…
ジュンはソビンを強く抱きしめた
会いたかった
ジュンのその言葉を聞くと
ソビンもそっとジュンを抱きしめた
今回はちょっと短めです![にやり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/056.png)
![にやり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/056.png)
何とか自分で立ち直ろうとするジュンを
黙って見守るスヒョンと
信じて待つソビン
この三人の関係がすごく良い![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/027.png)
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それでは
今日も最後までお付き合い頂いて
ありがとうございました![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/024.png)
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