『遠くから見ると青い春』11話① | よこりんノート

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大好きな韓ドラや日々の出来事を、ノートに書きとめるように始めたブログです。

皆さん、アンニョ~ン^^
 
 
とりあえずキリの良い所まで
お届けしま~すチュー
 
 
 
注意ネタバレご注意下さいネ注意
 
 
それでは、すたーとっ馬馬馬
 
 
 
 
 
 
   

 

 

 
書斎に引きずり込まれたジュン
 
怒りに任せ、ジュンに向かって
手当たり次第に物を投げつける父
 
蘇る恐ろしい記憶に苦しみながら
ジュンは必死に父の手を押さえていた
 
床に倒れ込んだジュンに向かって
父が襲い掛かろうとしたその瞬間!
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ジュンワンが書斎に飛び込んで来た
 
 
ジュンワンの姿を見るや否や
父は急に大人しくなった
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弟を助け起こして部屋の外に出すと
ジュンワンはドアの鍵を閉めた
 
そして、父の胸ぐらを掴んで問い詰める
 
自分の知らない所で
こんなことをしていたのか?と
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警告しただろう!?
ジュンに手を出すなって!
そう言うと…
父を机の上に投げ飛ばした
 
痛みに苦しむ父
 
すごく弱くなりましたね、
胸が痛むよ
疲れませんか?
もうやめてもいいじゃないですか?
どうかもう…やめろよ!!!
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ジュンワンの怒鳴り声が
ドアの外にも聞こえてきたが…
ジュンは動くことができなかった
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そこへ母が帰って来た
ジュンワン!ドアを開けてちょうたい!!
と、何度も何度も叫びながら
半狂乱になってドアを叩き続ける
 
あの日と同じだ!
あの日以来、ジュンワンは
氷みたいになってしまった
笑いもせずに…
 
ブツブツとそんな言葉を呟きながら
ガタガタ震える母を見て
ジュンは今と同じ光景を思い出した
 
鍵の束の中から書斎の鍵を探して
ブルブル震える母の手を…
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狂ったようにドアを叩き
ジュンワンの名前を叫び
 
幼いジュンが呼んでも振り返りもせず
 
ただただ、ジュンワンだけを
心配していた母の姿を…
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母はどこかへ電話をかけ
どうか助けて下さい!
と、泣き叫んだ
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そんな母の姿をジュンは
黙って見ているしかなかった
 
 
 
   

 

 

 
その頃
家にいたスヒョンに
ソビンから電話がかかってきた
ジュンはもう帰って来たか?と
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連絡が取れなくて心配しているソビンに
戻って来たら電話するよう
伝える…と、スヒョン
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先輩…
時々、ジュンが遠く感じるんです
私は近付きたいんだけど…
ジュンがそれを
望まないんじゃないかなって
心配になるんです
小さな声でそう呟くソビン
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待っていれば…ジュンがもっと
近付いて来るんじゃないか?
ジュンはそういう子だろ?
 
スヒョンの言葉にお礼を言うと
ソビンは電話を切った
 
 
  
   

 

 

 
ジュンワンに家まで送ってもらったジュン
父さんはどうなるのかな?と呟いた
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罰を受けるだろうと言うジュンワン
母は警察に電話したのかな?
世間も知ることになるだろうし
お前にも迷惑がかかるだろう…と
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傷だらけの幼いジュンを見て
父の暴力から弟を守ろうと決心した
 
ジュンを家族から遠ざければ
守ることができると信じていた
 
そう話すジュンワンの頬を
涙が伝って落ちた
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ごめんな…
それがお前を辛くさせてしまった
お前は明るくて可愛い子供だったのに
 
ポロポロと涙を流す兄を見て
今でもすごく可愛いよと微笑むジュン
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心配しないで
全部捨て去って
たくましく幸せに生きるから
何もなかったみたいに
そう言うとジュンは
兄の心配をした
 
今まで自分を押さえて
親の言いなりに生きて来たのに
これからどうするの?と
 
兄さんもやりたいことをやって
生きてほしい
恋愛もして…と
 

 

 

 

車から降りたジュンは
今までの事を思い出した
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ジュンワンと別れる時はいつも
自分が先に去っていた事を…
 
ジュンは車の窓を叩くと兄に言った
先に行けよ
いつも僕が先に行ってただろ?
行ってしまうまで見てるよ
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ジュンの言葉にニッコリ微笑むと
ジュンワンはゆっくりと車を出した
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ジュンは車が角を曲がるまで

ずっとその場所に立っていた

 
 
  
   

 

 

歩きながらジュンはずっと考えていた
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兄はジュンを守るために
ジュンから憎まれても
何を言われても
黙って耐えていたのに
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自分はただ憎むだけで
何も知ろうとしなかった
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今まで兄に向かって放った
たくさんの憎しみに満ちた言葉が
記憶の波のように押し寄せて来る
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表情一つ変えず
この言葉を受け止めていた
兄のその心は…
どんなにたくさんの血を流していたのだろう?
 
 
 
 
部屋の前に立ったジュンは
ドアロックに伸ばした手を止めると
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しばらく迷ってから
インターホンを押した
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ドアを開け、出迎えてくれた
スヒョンの横を
何も言わず通り過ぎるジュン
大丈夫か?
ソビンがすごく心配していたぞ
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スヒョンの声を聞いた途端、
ジュンの瞳から涙が零れ落ちた
 
押し殺したような泣き声が聞こえる
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驚いてジュンに駆け寄るスヒョン
何があった!?
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何も答えずただ泣き続ける
ジュンのその肩を
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スヒョンはそっと抱き寄せた
 
 
  
   

 

 

 
それから三日間
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ジュンはずっと眠って…
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起きても静かに泣いて…
そんな毎日を送っていた
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スヒョンはそんなジュンを
何も言わず見守って
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ソビンはジュンからの連絡を
ただ待ち続けていた
 
 
 
そして、四日目の朝
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スヒョンは眠っているジュンに
声をかけようか迷いながらも…
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結局、何も言わず学校へ向かった
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授業を終えたソビンを
教室の前でスヒョンが待っていた
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ジュンがいないから
ソビンが一人だろうと思って…と
 
ジュンの代わりに先輩が
私とご飯を食べてくれるの?
二人が親しくなるなんて
思わなかったわ
と、微笑むソビンに
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らしくなかったかな?
と、呟くスヒョン
そして
自分がジュンの家にいるせいで
不愉快じゃないか?と尋ねた
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いいえ、心強いです!
ジュンの側に先輩のような人がいるのは
すごく心強いです
 
私が側にいない時でも
ジュンの側に先輩がいるから…
ジュンが先輩と笑っていられるから
ソビンはそう言った

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好きっていうのは
そういう事なのかな?
自分が側にいなくても
その人が幸せでいるよう願う
スヒョンのその言葉に
ソビンが尋ねる
先輩にはそういう人、
本当にいないんですか?
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それが気になるわけじゃないだろう?
どうして聞かないんだ?
ジュンがどうしているのか
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言えば…
もっと会いたくなるから
 
 
 
  
   

 

 

 
並んで歩くスヒョンとソビン
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ジュンの事はあまり心配するな
スヒョンがそう言った時…
 
ジュン…じゃないよね?
ソビンは目を細め、足を止めた
 
スヒョンがその視線を追うと
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そこにジュンの姿があった!
 
足早にジュンが歩いて来る
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ソビンに向かって一直線に
 
 
そして…
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ジュンはソビンを強く抱きしめた
会いたかった
ジュンのその言葉を聞くと
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ソビンもそっとジュンを抱きしめた
 
 
 
  
   

 

 

 
今回はちょっと短めですにやり
 
 
何とか自分で立ち直ろうとするジュンを
黙って見守るスヒョンと
信じて待つソビン
 
この三人の関係がすごく良い照れ
 
 
それでは
今日も最後までお付き合い頂いて
ありがとうございましたニコニコ
 
 
*画像お借りしました
 

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